天津で王毅外相とSCO事務総長が会談 中国の議長国外交に注目
中国の王毅外相が上海協力機構(SCO)のヌルラン・エルメクバエフ事務総長と天津で会談し、中国が議長国を務めるSCOサミットに向けた連携強化を確認しました。
天津で行われた会談の概要
今週水曜日、中国北部の天津市で、中国の王毅外相が上海協力機構(SCO)のヌルラン・エルメクバエフ事務総長と会談しました。会談は、中国がSCOの輪番議長国を務める中で行われ、今後のサミットに向けた調整の一環とみられます。
王毅外相「地域の平和と発展に重要な役割」
王毅外相は、SCOが地域の平和と安定を維持し、発展と振興を促進する上で重要な役割を果たしてきたと評価しました。また、新しいタイプの国際関係や、人類の未来を共有する共同体の構築に貢献していると強調しました。
さらに王毅外相は、エルメクバエフ事務総長の指導の下で、SCO事務局が機構の効率的な運営と影響力の向上に、これまで以上に大きな役割を果たすと期待を示しました。
90件超のイベントで議長国として存在感
王毅外相によると、中国はSCOの輪番議長国としてこれまでに90件を超える関連イベントを開催し、一連の協力を推進してきました。こうした取り組みを通じて、中国はSCOの枠組みの中で各国との連携を強化しようとしています。
王毅外相は、エルメクバエフ事務総長が引き続き中国の議長国としての取り組みを支持し、友好で結束した、そして実りあるサミットの開催に向けて協力してほしいと述べました。
事務総長「協力は新たな段階に」
これに対しエルメクバエフ事務総長は、中国がSCOの輪番議長国を引き受けて以来、各国の協力を新たな水準へと引き上げたと評価しました。
事務総長は、SCO事務局としても中国の議長国としての仕事を全面的に支持し、天津サミットの成果が実り多いものとなるよう、ともに準備を進めていく考えを示しました。
天津サミットに向けて何が問われるか
今回の会談は、天津で予定されているSCOサミットに向けた機運を高める狙いがあるとみられます。王毅外相とエルメクバエフ事務総長が改めて連携強化を確認したことで、サミットでは地域の安定や発展に関する議論が一段と深まる可能性があります。
SCOは、加盟各国が安全保障や経済など幅広い分野で協力するための枠組みとして位置づけられています。中国が議長国を務める今年のサミットでは、地域の連結性や持続可能な成長、共同の安全保障などをめぐる議論が注目されます。
日本の読者にとっての意味
日本をはじめとする周辺の国や地域にとっても、ユーラシア地域での協力の動きは無関係ではありません。エネルギー、物流、インフラ、デジタル分野などでの連携が進めば、サプライチェーンや新たな市場機会に影響が及ぶ可能性があります。
天津でのサミット準備がどこまで進み、どのような共同メッセージが打ち出されるのか。中国の多国間外交の方向性とあわせて、今後の動きを引き続き注視する必要がありそうです。
この記事のポイント
- 中国の王毅外相が天津でSCOのヌルラン・エルメクバエフ事務総長と会談
- 中国はSCOの輪番議長国として90件超のイベントを開催し協力を推進
- 両者は天津サミットに向けて、友好と結束、実りある成果を目指す姿勢を確認
- 地域協力の動きは、日本を含むアジアの安全保障や経済にも影響しうる
Reference(s):
cgtn.com








