中国鉄道の旅客数が過去最高 2025年上半期に22.4億人を輸送
中国の鉄道ネットワークで、2025年上半期(1〜6月)の旅客数が過去最高の22.4億人に達しました。経済活動や観光需要の高まりにあわせて、鉄道が中国本土の移動インフラとして一段と存在感を強めています。
2025年上半期、鉄道旅客数が過去最高に
中国国家鉄路集団(China State Railway Group)は木曜日、2025年上半期の鉄道旅客数が延べ22億4000万回(2.24 billion)となり、過去最高を記録したと発表しました。
この数字は前年同期と比べて6.7%の増加です。同じ期間の6カ月間に運行された列車は、1日平均で1万1183本と、こちらも前年より7.5%増えました。列車本数の増加が、そのまま輸送力の底上げにつながっていることがうかがえます。
大型連休がけん引した単日最高記録
同社によると、2025年上半期のうち、最も多くの旅客を運んだのは5月1日でした。労働節(メーデー)の5連休初日にあたり、この1日だけで延べ2300万回を超える鉄道利用があったとされています。単日の旅客数としても、過去最高の水準です。
中国では祝日や大型連休のたびに国内旅行が活発化しますが、今回の数字は、今年の旅行需要の強さを象徴するものといえそうです。
外国人旅行者の鉄道利用が急増
中国の鉄道は、外国人旅行者の利用も大きく伸びました。ビザ政策のさらなる緩和が進んだことを背景に、2025年上半期に外国人が中国国内で利用した鉄道は、延べ約915万回に達しました。前年同期比で30.1%増という、力強い伸びです。
鉄道は、主要都市間の移動だけでなく、地方都市や観光地へアクセスする手段としても使われています。外国人による鉄道利用の増加は、中国を訪れる人々の行動範囲が広がっていることを示している可能性があります。
中国ラオス鉄道に見る国境を越えた移動
同じ期間、国境をまたぐ鉄道輸送も拡大しました。中国ラオス鉄道では、2025年上半期の旅客数が13万9000回となり、前年同期から19.1%増えたとされています。
中国ラオス鉄道は、中国とラオスを結ぶ国際鉄道として、人の移動と物流の両面で注目されています。今回のデータは、地域をまたぐ人の往来が着実に増えていることを示す一つのサインといえるでしょう。
日本の読者にとってのポイント
今回の中国の鉄道データから、日本やアジアを見るうえで考えたいポイントを簡単に整理してみます。
- 鉄道インフラへの投資と列車本数の拡大が、国内移動と観光需要を下支えしていること
- ビザ政策の変化が、外国人旅行者の行動や移動手段の選択に直結すること
- 国際鉄道の整備が、国境を越えた人の流れを増やし、地域の結びつきを強めうること
2025年も終盤に入り、中国の鉄道輸送がこの勢いをどこまで維持するのかは、地域経済や観光の動向を考えるうえで、引き続き注目されるテーマとなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








