中国旅行で話題 ランドマークアイス 文化を味わう新しい観光
2025年の夏、中国各地の観光地で、文化や名所をかたどったポップなアイスキャンディーやアイスクリームが旅行客の注目を集めました。ランドマークやご当地キャラクター、人気の生き物を模したひんやりスイーツは、ひと口ごとに写真を撮りたくなる新しい旅の主役になっています。
中国旅行の新名物 ランドマーク型アイスとは
中国の旅行シーンで存在感を増しているのが、観光名所そのものの形をしたランドマーク型アイスです。古い街並みを散策していても、自然豊かな景勝地をハイキングしていても、その土地ならではの建物やシンボル、愛される生き物の姿をしたアイスに出会えるのが、今年の夏の特徴でした。
一つ一つのアイスは、その土地の文化やストーリーをぎゅっと閉じ込めた小さなオブジェのようです。手に取ってかじるだけでなく、形や色を眺めて楽しみ、背景に本物の風景を入れて撮影することで、旅の思い出をその場で完成させることができます。
撮ってから食べる 写真映えスイーツとしての役割
こうしたランドマーク型アイスが支持されている理由の一つは、写真映えの良さです。観光客はアイスを手に、背後に本物の建物や自然を入れて構図を工夫し、SNSに投稿します。アイスそのものが旅先の象徴になり、画面越しにも場所の雰囲気が伝わるのがポイントです。
従来のキーホルダーやマグネットのような物理的なおみやげに比べ、写真と短い動画で残すランドマーク型アイスは、軽くてシェアしやすいデジタル世代の記念品といえます。食べ終わると形は残りませんが、その瞬間を切り取った画像や投稿が、旅の記憶としてタイムラインに保存されていきます。
文化を文字どおり味わうという発想
この夏のトレンドを象徴するのが、文化を味わうという発想です。文化的なテーマを持つアイスは、見た目の楽しさだけでなく、旅先のストーリーへの入り口にもなります。どんな建物なのか、なぜこの生き物がモチーフになっているのかをきっかけに、街の歴史や地域の習慣に興味を持つ旅行客も少なくありません。
一方で、文化や歴史そのものよりも、見栄えの良いアイテムとして消費されやすい側面もあります。観光とSNSが密接に結びつくなかで、どのように地域の魅力を伝えていくかは、中国だけでなく世界各地の観光地に共通するテーマになりつつあります。
見る 食べる シェアする 中国旅行の今
ランドマーク型アイスは、見る 食べる シェアするという三つの楽しみを一度にかなえてくれる存在として、中国の旅行シーンに定着しつつあります。観光地を歩きながらひんやりと涼をとりつつ、その土地ならではの文化を手元で感じ、それをオンラインで友人や家族と共有する。そんなスタイルが、この夏の中国旅行の一つの姿でした。
日本でもご当地スイーツはおなじみですが、中国のランドマーク型アイスのように、旅の体験そのものを形にしたスイーツは、今後アジア各地でさらに広がっていくかもしれません。次に旅先のニュースや写真を目にするとき、そこでどのような「食べられる文化」が生まれているのか、意識して眺めてみると新しい発見がありそうです。
Reference(s):
A bite of culture: Landmark popsicles take over China's travel scene
cgtn.com








