英語も読めない60歳がネットスターに Aunty Ruの歌声が届ける勇気 video poster
英語のアルファベットも知らない60歳の女性が、英語のヒット曲を歌う動画で何百万人もの視聴者を魅了しています。愛称Aunty Ruとして知られるLi Deruさんの物語は、学歴や発音にとらわれない新しいインターネット時代の可能性を映し出しています。
強いなまりとともに響く、多言語カバー
Li Deruさんは、強いなまりのある発音で、英語をはじめとするさまざまな言語の人気曲を歌い上げています。その独特の歌声と表情が、今、オンラインで多くの人の心をつかんでいます。
Li Deruさんは、小学校2年までしか通っておらず、英語のアルファベット26文字も学んだことがありません。それでも歌えるのは、独自の発音メモのおかげです。耳で聞いた音を自分なりの表記で書き留め、それを見ながら繰り返し練習することで、多くの英語曲を歌いこなしてきました。
2024年に動画投稿を開始、ネットで一躍話題に
2024年ごろから、Li Deruさんは自分の歌をインターネット上に投稿し始めました。強いなまりと味わいのある声、そして楽しそうな表情が印象的な動画は、すぐに多くの人の目に留まりました。
動画は予想を超えて拡散し、視聴回数は短期間で急増。コメント欄には、努力と明るさを称賛する声が並ぶ一方で、発音が正しくないといった否定的な意見も書き込まれました。
批判に負けないルーおばさんの楽観
しかし、Li Deruさんはそうした批判的な声に立ち止まることはありませんでした。もともとの楽観的な性格が、継続する力になっています。ネガティブなコメントよりも、自分の歌で笑顔になってくれる人を思い浮かべて、動画の投稿を続けているといいます。
その姿勢は、視聴者にも伝わっています。完璧な英語でなくても、楽しそうに歌っていいのだと感じる人や、自分も年齢を理由にあきらめていたことに挑戦してみたいと背中を押された人も少なくありません。彼女の歌声は、素朴でありながら、独特の幸せと勇気を広げています。
学歴や年齢よりやってみることが武器になる時代
Li Deruさんの物語は、デジタル時代の特徴を端的に示しています。必要なのは、高い学歴や完璧な語学力ではなく、やってみる勇気と続ける力だということです。
- 英語が読めなくても、耳で覚えた歌で多くの人とつながれる
- 60歳からでも、インターネット上に自分の舞台をつくることができる
- 他人の評価に振り回されすぎず、自分の楽しさを大事にすることができる
2025年の今も、世界中の動画プラットフォームやSNSでは、年齢やバックグラウンドの異なる人たちが、自分なりの表現で注目を集めています。その中でも、Li Deruさんのように、限られた教育環境から独自の方法で学び、楽しみながら挑戦を続ける姿は、多くの人に勇気を与えています。
私たちがこのストーリーから考えたいこと
Li Deruさんの歩みは、次のような問いを私たちに投げかけています。
- 発音が正しいかどうかより、誰かを楽しませているかをどれだけ大事にしているか
- 学歴がないからとあきらめていることが、自分にもないか
- 批判的なコメントにどう向き合い、どこまで距離をとるべきか
英語の歌を通じて、自分のステージをつくりあげたAunty Ru(ルーおばさん)。完璧さよりも、楽しむ心と一歩踏み出す勇気があれば、誰もが自分なりの表現で世界とつながることができる――そんなシンプルなメッセージを、彼女は日々の歌声で伝えています。
Reference(s):
A 60-year-old who captivated millions with her English songs
cgtn.com








