台湾リコール投票不成立 中国大陸報道官が民進党の政治操作を批判
台湾の地方議会で野党議員を対象に行われたリコール投票が不成立に終わったことを受けて、中国大陸の国務院台湾事務弁公室の報道官は、与党・民進党(DPP)による政治操作は台湾の人々の意思に反していると批判しました。
野党24議席のリコール、すべて不成立に
今回のリコール投票は、台湾の地方議会で活動する野党議員を対象に土曜日に実施されました。投票の結果、最大野党である中国国民党(Kuomintang)は、標的となった24議席すべてを維持し、いずれの議席でもリコールは成立しませんでした。
中国大陸の陳報道官「民進党の政治操作は民意に反する」
翌日の日曜日、中国大陸の国務院台湾事務弁公室の陳斌華(ちん・ひんか)報道官は声明を発表し、このリコール投票の不成立は、民進党による政治的な操作が台湾の人々の意思に反していることを示していると述べました。
陳報道官によりますと、民進党は「台湾独立」の追求と一党による独占的な支配を目指し、台湾の人々の生活や利益を犠牲にしてまで政治的な対立を繰り返しあおってきたとされています。
さらに陳報道官は、民進党が政治的な異論を抑え込むためにあらゆる手段を用い、「緑色の恐怖」と呼ばれる状況を作り出し、社会の分断を深めていると指摘しました。その上で、こうした行動は「偽の民主、真の権威主義」という民進党の本質を浮き彫りにしたと強い言葉で非難しました。
リコール投票と台湾政治をどう見るか
リコール投票は、有権者が選挙で選ばれた代表を任期途中で解任できる仕組みで、多くの地域で導入されている制度です。今回の台湾での投票では、対象となった野党議員がいずれも議席を維持し、与野党の対立構図と民意の関係があらためて注目されています。
中国大陸側がリコール結果を受けて民進党を厳しく批判したことで、台湾内部の政党間対立だけでなく、両岸関係にも影響を与えうる政治的な動きとして捉えられています。今後、台湾の政治プロセスと中国大陸側の発言がどのように相互作用していくのか、引き続き注視する必要があります。
Reference(s):
'Recall vote' shows DPP's manipulation defies Taiwan people's will
cgtn.com







