SCOサミットで河南文化を紹介 唐三彩や魚灯籠の展示が参加者を魅了
上海協力機構(SCO)メディア・シンクタンクサミットの会場で、河南のローカルな文化を紹介する特別展示が開かれ、唐三彩の陶器や魚灯籠、粘土彫刻などの無形文化遺産が参加者の視線を集めました。
国際会議の「脇役」がニュースになる理由
今回の展示は、SCOメディア・シンクタンクサミットの本会議とは別に用意されたサイドイベントでしたが、多くの参加者が足を止めて見入る存在になりました。国際ニュースの現場で、文化展示がここまで注目されるのはなぜでしょうか。
河南のローカル色を伝える無形文化遺産
特別展示では、会場に河南らしさを伝えるさまざまな作品が並びました。紹介されたのは、いずれも地域に根付いた無形文化遺産とされています。
- 唐三彩の陶器(Tang tri-color glazed ceramics)
- 魚灯籠(fish lanterns)
- 粘土彫刻(clay sculptures)
唐三彩は、緑・褐色・白などの釉薬が特徴的な焼き物で、独特の色合いと質感が目を引きます。魚灯籠や粘土彫刻も、祝祭や暮らしの中で受け継がれてきた技と感性を感じさせる作品です。
参加者の関心を集めた「体験としての文化」
展示は、単に作品を眺めるだけでなく、作り手のストーリーや地域の背景に思いをはせるきっかけにもなりました。会議の合間に作品の前で立ち止まり、写真を撮ったり、説明に耳を傾けたりする参加者の姿が見られたとされています。
こうした体験としての文化は、言葉や立場の違いを超えて共有しやすく、国際会議の場で相手への理解を深めるツールにもなります。
SCOサミットと文化発信の意味
上海協力機構(SCO)のメディア・シンクタンクサミットは、各国・各地域のメディア関係者や研究者が集まり、情報発信や協力の方向性を話し合う場です。その周辺で行われる文化展示は、公式な議題とは別の角度から、開催地の社会や価値観を伝える役割を担っています。
今回の河南をテーマにした展示は、開催地が自らの文化資源をどのように見せるかを試す場でもありました。無形文化遺産を通じて、自分たちの歴史や生活の積み重ねを静かに伝えることは、硬い議論とは違う形のコミュニケーションと言えます。
日本への示唆:ローカル文化は外交のことばになりうる
国際ニュースとして見ると、この小さな展示は、地域の文化が外交のことばになりうるという事実を改めて示しています。河南の唐三彩や魚灯籠、粘土彫刻がそうであるように、ローカルな文化は、それ自体がメッセージになり得ます。
日本にも、各地に祭りや工芸、食文化など、多様なローカルな資源があります。もし同じような国際会議の場で、それらをどう表現し、誰に届けるのか。今回のSCOメディア・シンクタンクサミット会場での展示は、その問いを私たちにも静かに投げかけているように見えます。
Reference(s):
Cultural exhibition draws SCO Media and Think Tank Summit's attendees
cgtn.com








