ストックホルムでの米中通商協議 中国側「率直かつ建設的」 video poster
スウェーデン・ストックホルムで最近開かれた米中の経済・通商協議について、中国側は協議が「率直かつ建設的」に行われ、24%の相互関税の停止を継続することで一致したと明らかにしました。
ストックホルムでの米中通商協議、中国側が説明
中国商務省の国際貿易代表で副商務相の李成剛(Li Chenggang)氏は、ストックホルムで開かれた米中経済・通商協議の終了後、記者団に対し協議内容を説明しました。協議はおよそ1日半にわたり行われ、中国と米国の経済・通商チームが主要な懸案について、枠組みとなる米中経済・通商協議メカニズムのもとで、踏み込んだ率直かつ建設的な協議を行ったとしています。
李氏によると、双方は安定的で健全な米中経済・通商関係を維持することの重要性を改めて認識し、その点で共通の理解を確認しました。
6月5日の首脳電話会談の合意をフォロー
今回の協議は、6月5日に行われた両国首脳による電話会談での合意内容を具体化し、フォローアップする位置付けだったと説明されています。首脳レベルでの合意を、実務レベルでどのように進めるかを協議する場となりました。
マクロ経済とジュネーブ・ロンドン合意の進捗を確認
双方はそれぞれのマクロ経済情勢について幅広く意見を交わし、これまでに示されたジュネーブおよびロンドンでの合意の履行状況を振り返りました。李氏は、その進捗について前向きな成果があったと評価しつつ、双方が重要な経済・通商上の懸念事項についても率直な意見交換を行ったと強調しました。
24%の相互関税の「停止」を延長
今回の協議で特に注目されるのが、24%の相互関税をめぐる取り扱いです。李氏によれば、米国が導入した24%の関税と、それに対する中国側の対抗措置について、両国は現在の「停止」措置を延長することで合意しました。
ここでいう相互関税とは、互いの輸入品に対して同程度の関税をかけ合う措置を指します。停止の延長により、少なくとも当面は24%の追加関税が再発動される事態が回避される形となり、企業や市場にとっては不確実性の一部緩和につながる可能性があります。
今後も緊密なコミュニケーションを継続へ
李氏は、今後も中国と米国の経済・通商チームが緊密な連絡を維持し、関連する課題について速やかに意思疎通を図る方針を示しました。また、二国間の経済・通商関係が安定的かつ健全な方向に発展していくよう、協議を継続していく考えも示しています。
今回の協議が示す3つのポイント
今回のストックホルムでの米中通商協議からは、次のようなポイントが読み取れます。
- 首脳間の電話会談での合意が、実務レベルの協議を通じて継続的にフォローされていること
- 相互関税をめぐる措置について「停止の延長」で折り合いをつけ、対立のエスカレートを避けようとする意思が示されたこと
- マクロ経済情勢や懸案事項について、率直な議論を続ける枠組みが維持されていること
米中の経済・通商関係は、両国だけでなく世界経済全体にも影響を与える大きな要因です。24%の相互関税の扱いや、今後の協議の進み方は、グローバルなサプライチェーンや市場心理にも波及し得るため、引き続き注目が集まりそうです。
Reference(s):
China calls U.S. trade talks in Stockholm 'candid, constructive'
cgtn.com








