中国とスウェーデン首脳級会談 自由貿易と協力強化で一致 video poster
スウェーデンのウルフ・クリステション首相は、ストックホルムで中国の何立峰(か・りつほう)副首相と会談し、両国の協力関係を一段と深め、自由貿易を共に守っていく方針を確認しました。本記事では、この国際ニュースのポイントをコンパクトに整理します。
ストックホルムで首脳級会談
会談は現地時間の月曜日、ストックホルムで行われました。スウェーデンと中国は、協力の深化と自由貿易の擁護で足並みをそろえる姿勢を示しました。
何副首相は、まず中国の指導部からのあいさつをクリステション首相に伝えたうえで、両国関係の現状と今後の方向性について意見を交わしました。
国交樹立75周年、首脳間でも祝意
何副首相は、今年が中国とスウェーデンの国交樹立75周年にあたることを強調しました。今年5月には、中国の習近平国家主席とスウェーデンのカール16世グスタフ国王が、この節目を祝うメッセージを交わしています。
何副首相は、両国の指導者による戦略的な方向づけのもとで、中国とスウェーデンの協力はさまざまな分野で拡大してきたと指摘しました。特に、経済・貿易面でのつながりがいっそう緊密になっており、今後の発展にも広い可能性があるとの見方を示しました。
「相互尊重」と自由貿易を軸に協力深化へ
何副首相は、中国がスウェーデンと「相互尊重」「相互信頼」「平等互恵」を土台として、意思疎通を強化し、協力をさらに深めていく用意があると述べました。
そのうえで、両国は多国間主義(多国間で物事を決めていく考え方)と自由貿易を共に守り、二国間関係を健全かつ安定的に発展させていくべきだと呼びかけました。
また、何副首相はスウェーデン側からの要請を受け、中国と米国の最新の経済・貿易協議の状況についても説明しました。こうした情報共有は、国際経済環境を見通すうえで重要な要素となります。
スウェーデン側「中国との協力を重視」
クリステション首相は、スウェーデンが中国との協力関係の発展を重視していると強調しました。また、自由貿易と経済のグローバル化を強く支持する立場を改めて表明しました。
さらに、国交樹立75周年という節目を好機として、複数の分野で実務的な協力を深め、中国とスウェーデンの関係で、より多くの前向きな成果を実現していきたいとの考えを示しました。
今回の会談が示すもの
今回の中国とスウェーデンの首脳級会談は、自由貿易や多国間協調をめぐる議論が続く中で、両国が対話と協力を重ねていこうとする姿勢を改めて示したものと言えます。
キーワードは、相互尊重、相互信頼、平等互恵、そして自由貿易です。これらは、どの国同士の関係にも共通する基本原則であり、緊張よりも安定を重視するメッセージとしても読み取ることができます。
国際ニュースを追うときには、今回のように「どの節目を背景に」「どの価値を共有しようとしているのか」に目を向けると、各国の動きがより立体的に見えてきます。中国とスウェーデンの協力の行方は、今後の国際経済や地域の安定を考えるうえでも、引き続き注目しておきたいテーマです。
Reference(s):
Swedish PM meets Chinese vice premier on deepening cooperation
cgtn.com








