国際ニュース:台風コーメイ、中国東部の浙江省に上陸 再上陸の見込みも
2025年の台風シーズンで8番目となる台風「コーメイ」が、中国東部・浙江省舟山市の朱家尖島に上陸しました。今後も浙江省から江蘇省にかけての沿岸部では、強い風への注意が必要な状況です。
今年8番目の台風「コーメイ」が浙江省に上陸
中国国家気象センター(NMC)によると、台風「コーメイ」は現地の水曜日午前4時30分ごろ、東部の浙江省舟山市に属する朱家尖島(Zhujiajian Island)に上陸しました。
上陸時点で、台風の中心付近の最大風速は毎秒23メートル(カテゴリー9)、中心気圧は975ヘクトパスカルでした。カテゴリー9は、国際的な区分では台風の中でも「トロピカルストーム(熱帯暴風雨)」に相当する強さとされ、屋外の看板や仮設物が倒れたり、交通機関の運行に影響が出たりする可能性のあるレベルです。
台風の進路:北西へ移動しつつ、わずかに発達の見通し
NMCの予測では、台風「コーメイ」は今後も時速10〜15キロの速さで北西方向へ進む見込みです。その過程で、勢力はわずかに強まると見られています。
寧波〜江蘇省啓東の沿岸で再上陸の可能性
予測によると、台風は浙江省寧波市から江蘇省啓東市にかけての沿岸部のどこかで、同じ水曜日中に2度目の上陸をする見通しです。この際、中心付近の最大風速は毎秒23〜28メートル、カテゴリー9〜10の強さになると予測されています。カテゴリー10は「強いトロピカルストーム」に相当するクラスで、一般的に海上の波浪が大きくなり、沿岸地域での強風被害が懸念される規模です。
2度目の上陸後は、台風の勢力は徐々に弱まっていくとみられています。
この強さの台風で想定される影響
今回予測されている毎秒23〜28メートル程度の風は、日本の台風でもしばしば観測されるクラスで、次のような影響が出る可能性があるとされています。
- 屋外の看板、のぼり、未固定の物が飛ばされるリスク
- 沿岸部での高波やうねりの増大
- 一部地域での交通機関の運休や遅延
こうした状況では、現地では次のような行動が基本となります。
- 最新の気象情報や当局の防災情報をこまめに確認する
- 不要不急の外出を控え、やむを得ず移動する場合は時間に余裕を持つ
- ベランダや庭にある飛ばされやすい物を屋内に移すなど、事前に備える
国際ニュースとしての視点:気象情報とどう向き合うか
日本から見ると、中国東部の台風上陸は一見「遠いニュース」に感じられるかもしれません。しかし、台風「コーメイ」のような動きは、海に囲まれた日本にとっても無関係ではありません。
台風の進路や強さの情報は、国境を越えて生活や経済活動に影響を与えます。今回のように、上陸地点や進行方向、風速や気圧といった基本情報を押さえておくことは、日常的に気象ニュースと付き合う上での基礎体力とも言えます。
スマートフォンで短時間にニュースをチェックすることが当たり前になった今、数字や専門用語の裏にある「実際にどの程度のリスクなのか」をイメージしながら見ることで、同じ国際ニュースでも、受け取り方は変わってきます。今回の台風情報も、その一つのケースとして押さえておきたいところです。
Reference(s):
Typhoon Co-May makes landfall in east China coastal province
cgtn.com








