ChinaJoy 2025から読む中国ゲームの未来 video poster
リード:ChinaJoy 2025が映した「ゲームの未来」
2025年8月1日から4日間、上海で開催されたゲームとデジタルエンターテインメントの祭典「ChinaJoy 2025」。37の国と地域から740を超える出展者が集まり、「ゲームの未来は中国から」というメッセージを強く印象づけました。
アジア最大級のゲーム見本市「ChinaJoy」とは
ChinaJoy 2025は、正式名称を第22回中国国際デジタルエンターテインメント産業展示会・会議とするイベントです。アジア最大級のゲーム・デジタルエンターテインメント展示会として、ファンにとっては「夢のような空間」であると同時に、世界の業界関係者が集うビジネスのハブでもあります。
会場には、巨大ブースや体験コーナー、ステージイベントが並び、コスプレイヤーと来場者の熱気であふれました。そのスケールとエネルギーの大きさは、ゲームやデジタルメディアへの関心がいかに高まっているかを物語っています。
世界37の国と地域から集結する理由
今回のChinaJoy 2025には、37の国と地域から740を超える企業や団体が参加しました。多くの海外企業や開発者、デジタル文化の専門家にとっては初参加でしたが、「今回が最初で最後ではない」と感じさせる手応えがあったとされています。
国際出展者が中国市場に注目する背景には、次のようなポイントがあります。
- 新しいアイデアや技術が生まれる「トレンドの発信地」としての存在感
- 市場規模の大きさと、比較的安定した需要に支えられたビジネスチャンス
- ゲームだけでなく、アニメ、コミック、配信プラットフォームなど、デジタル文化全体を巻き込む広がり
出展者にとって、ChinaJoyは単なる展示会ではなく、「どのようなゲーム体験やビジネスモデルが次の主流になるのか」を肌で感じられる場になっています。
ファンの「祭り」であり、企業の「交差点」でもある
ChinaJoy 2025の特徴は、ファンイベントとビジネスイベントが同じ空間に存在していることです。
- 会場を埋め尽くすゲーマーとコスプレイヤーが、作品やキャラクターへの熱量を可視化する
- そのすぐ隣で、開発者やパブリッシャー、プラットフォーム事業者が商談や情報交換を行う
この「熱狂」と「商談」が同居する構造こそ、ChinaJoyがグローバル企業にとって魅力的な理由の一つです。実際に、多くの海外の参加者が、このイベントを通じて中国市場やパートナーシップの可能性を再確認したとされています。
「ゲームの未来は中国から」という視点
今回のChinaJoy 2025を象徴するフレーズが、「The future of gaming is Chinese(ゲームの未来は中国から)」という見方です。巨大な会場を埋めるブース、世界中から集まる出展者、そして熱狂するファン。その組み合わせは、中国発のゲームやデジタル文化が、これからの世界のスタンダードを形作る可能性を示しています。
中国市場が「トレンドセッター」として評価されることで、今後は次のような動きが加速していくことが考えられます。
- 海外スタジオと中国企業の共同開発や共同配信の拡大
- ゲームと動画配信、SNS、オンラインイベントを組み合わせた新しい楽しみ方の模索
- ゲームの表現や課金モデル、コミュニティ運営などにおける新しい「標準」の形成
日本の読者への問いかけ:私たちはこの波をどう捉えるか
日本でもゲームやアニメは重要な文化産業ですが、ChinaJoy 2025に象徴されるように、中国を中心としたデジタルエンターテインメントの動きは年々存在感を増しています。
国や地域ごとに強みは異なりますが、世界中のプレイヤーやクリエイターが一つのイベントに集まり、次の時代の遊び方を模索しているという事実は、私たちにいくつかの問いを投げかけます。
- どのようなゲーム体験が、これからの世代にとって「当たり前」になるのか
- 日本やアジアのプレイヤーとして、その変化にどう関わっていくのか
- 国境を越えたコラボレーションが進む中で、ローカルな文化や価値観をどう生かしていくのか
2025年のChinaJoyが映し出した光景は、単なる一つのイベントの記録ではなく、これから数年のゲームとデジタル文化の方向性を示す「予告編」ともいえます。中国から発信されるこの大きな波を、私たちはどのように受け止めていくのか。次の夏のイベントを楽しみにしつつ、その問いを考えてみるタイミングかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com







