中国が低軌道インターネット衛星を打ち上げ 新型ロケットが2回目の飛行
中国が低軌道インターネット衛星を打ち上げ
中国が月曜日、南部の島省である海南省にある商業宇宙発射場から低軌道インターネット衛星を打ち上げました。新世代ロケット「長征12号」の2回目の飛行となり、中国の宇宙インフラとインターネット戦略が一歩前進した形です。
海南省の商業発射場から第7陣を打ち上げ
今回の打ち上げは、中国南部の海南省にある商業宇宙発射場から行われました。長征12号ロケットは、低軌道インターネット衛星の第7陣を搭載し、北京時間午後6時21分に発射され、予定された軌道への投入に成功しました。
- 打ち上げ場所:海南省の商業宇宙発射場
- 打ち上げ時刻:北京時間 午後6時21分
- 衛星:低軌道インターネット衛星 第7陣
- 任務:低軌道へのインターネット通信衛星の配備
こうした低軌道衛星は、地表に比較的近い高度を周回し、広いエリアにインターネット接続を提供するための基盤となります。
新世代ロケット「長征12号」の特徴
今回使用された長征12号は、上海航天技術研究院が開発した新世代の2段式ロケットです。低軌道と太陽同期軌道の双方に、比較的大きな衛星や機器を運ぶ能力を持っています。
- 形式:2段式の新世代ロケット
- 低軌道への能力:12トン以上のペイロード(積載物)を投入可能
- 太陽同期軌道(高度700キロ)への能力:6トン以上を投入可能
- 長征シリーズとしての通算飛行回数:587回目
長征12号は、昨年11月の初飛行に続く2回目の任務となりました。短期間で2度目の打ち上げに至ったことは、新型機としての信頼性や運用体制の整備が進んでいることを示しています。
低軌道インターネット衛星が意味するもの
低軌道インターネット衛星は、世界各地で整備が進む「宇宙インターネット」の中核となる存在です。地上の基地局ではカバーしにくい地域にも通信サービスを届けられると期待されています。
- 地上インフラが乏しい地域や海上、山間部などでも接続環境を改善できる
- 衛星と地上との距離が比較的短いため、通信の遅延を抑えやすい
- 災害時に地上ネットワークが被害を受けた際のバックアップとしても活用が可能
今回の第7陣の打ち上げは、中国が低軌道衛星によるインターネット網を段階的に拡充していることを示す動きともいえます。
商業発射場の活用と宇宙ビジネスの広がり
打ち上げが商業宇宙発射場で行われた点も注目されます。国家レベルの宇宙計画と商業宇宙活動が結びつくことで、打ち上げの頻度や柔軟性が高まり、新しいビジネスやサービスが生まれる土台になります。
世界的にも、低軌道インターネット衛星の分野では複数のプレーヤーがしのぎを削っており、地上の通信インフラと宇宙空間の衛星ネットワークをどう組み合わせるかが、今後のデジタル経済を左右するテーマの一つになりつつあります。
今回のニュースから考えたいポイント
通勤時間やスキマ時間にニュースを追う読者に向けて、押さえておきたいポイントを3つに整理します。
- 中国が低軌道インターネット衛星の第7陣を打ち上げ、宇宙からの通信インフラ整備を加速させていること
- 新世代ロケットである長征12号が、昨年の初飛行に続いて2回目の任務を成功させ、シリーズ全体では587回目の長征ロケット打ち上げになったこと
- 海南省の商業発射場の活用は、中国における宇宙分野の商業化・多様化の流れを象徴していること
宇宙を経由したインターネットが当たり前になる時代に向けて、どの国や企業が、どのようなルールと技術で関わっていくのか。今回の打ち上げは、その大きな流れの一場面として位置づけられます。
Reference(s):
cgtn.com








