中国SFアニメ Ling Cage、第3シーズンで古生物学者と連携
中国発のオリジナルSFアニメシリーズ Ling Cage の制作チームが、第3シーズンに向けて脊椎動物古生物学の専門家を招き、作品づくりに生かそうとしています。累計視聴数10億回を超えるヒット作が、なぜ科学の知見を求めているのかが注目されています。
累計10億回再生の中国発SFアニメ
Ling Cage は、中国で制作されたオリジナルの国産SFアニメシリーズです。中国アニメシーンの中でも存在感を増しており、第1シーズンと第2シーズンを合わせた視聴回数は、すでに10億回を超えています。
第2シーズンは最近、中国の動画共有プラットフォーム Bilibili で配信が始まりました。オンラインでの人気と話題性を背景に、シリーズはさらに物語世界を広げようとしています。
第3シーズン制作で古生物学者とタッグ
制作チームは、第3シーズンの制作に向けて、脊椎動物古生物学の専門家を制作顧問として招きました。専門家の知見を取り入れることで、作品世界のリアリティや説得力を高める狙いがあるとみられます。
架空の世界を描くSFアニメであっても、背後にある科学的なロジックや世界観の整合性は、視聴者の没入感につながります。専門家との連携は、エンターテインメントとしての面白さを保ちつつも、細部の描写をより緻密にするための一歩と言えそうです。
研究所訪問でインスピレーションを探る
制作チームは最近、脊椎動物古生物学と古人類研究を行う研究機関である Institute of Vertebrate Paleontology and Paleoanthropology を訪問しました。第3シーズンに向けた現地調査とインスピレーション獲得が目的とされています。
研究所での見学や専門家との対話を通じて、過去の生物や進化の歴史に関する最新の知見に触れたとみられます。こうした体験は、登場する生物のデザインや、世界崩壊後の環境設定といった要素を考える上で、大きなヒントになり得ます。
エンタメと科学が交わるとき
エンターテインメント作品の制作現場で、研究者や専門家との協力体制を築く動きは、近年さまざまな分野で見られます。Ling Cage の取り組みも、その一つの具体例と言えるでしょう。
こうした連携には、例えば次のような効果が期待できます。
- 世界観設定に科学的な裏付けを加え、物語に厚みを持たせる
- 生物や環境の描写に説得力を持たせ、視聴者の没入感を高める
- フィクションをきっかけに、視聴者が科学そのものに興味を持つ入口となる
SFやファンタジーは、必ずしも現実の科学に縛られる必要はありませんが、要所で専門知識を取り入れることで、物語の説得力や独自性が増していきます。Ling Cage の第3シーズンが、科学とエンタメの交差点からどのようなビジュアルとストーリーを見せてくれるのか、今後の展開に注目が集まりそうです。
Reference(s):
Creative team behind hit animation embarks on inspirational journey
cgtn.com








