2025年成都ワールドゲームズ著作権保護 CMGが無断配信を厳格禁止
2025年成都ワールドゲームズ著作権保護 CMGが無断配信を厳格禁止
2025年8月7〜17日に中国南西部の四川省・成都市で開催された第12回ワールドゲームズ(2025 Chengdu World Games)をめぐり、China Media Group(CMG)は、大会の映像・音声の無断利用を厳しく制限する著作権保護の方針を示しました。デジタル配信が当たり前になった今、視聴者や配信者がどこまで許されるのかを考えさせる動きです。
CMGが保有する独占的な全メディア権
CMGの声明によると、2025年成都ワールドゲームズについて、CMGは中国、香港特別行政区、マカオ特別行政区における独占的な全メディア権と独占的なサブライセンス権を保有します。これにより、これらの地域で大会の映像や音声をどの媒体で流すかは、CMGが一元的に管理することになります。
正式に認められている配信先
声明が公表された時点で、CMGは複数の事業者やメディアに対し、成都ワールドゲームズの放送を認可しています。具体的には次のようなプラットフォームです。
- China Mobileの「Migu」プラットフォーム
- 成都ワールドゲームズの公式サイトおよび公式アプリ
- Sichuan Radio and Televisionの公式サイトと「Sichuan Guancha」アプリ
- Chengdu Radio and Televisionの公式サイトと「Kandu」アプリ
- 四川省・成都市・その他の中国地域、および香港特別行政区の地上波テレビチャンネルおよび/またはラジオ周波数
重要なのは、これらの放送が認可されたテレビチャンネルやラジオ周波数であっても、そのSNSアカウントまでは自動的に認可対象にならないと明記されている点です。どのチャンネルや周波数が対象になるかは、別途リストで定められるとしています。
SNS投稿や店内上映も対象 無断でできないこと
CMGは、上記の正規パートナー以外のあらゆる組織や個人が、成都ワールドゲームズの音声・映像や関連する放送信号を、許可なく利用することを禁じています。対象となる行為は、次のように幅広く列挙されています。
- 大会のライブ配信や時差配信(ディレイ放送)
- オンデマンド配信や繰り返し再生
- 編集版の動画化やアニメーション画像の作成
- 動画ファイルのダウンロード提供
- 映画館やイベント会場などでの上映
- 店舗や公共スペースでの上映や放送
これらの禁止事項は、テレビやラジオだけでなく、インターネットやモバイル通信ネットワーク、IPTV、インターネットテレビ、モバイル向けテレビ、各種アプリケーションソフトウェアに広く適用されます。さらに、それらのプラットフォーム上のアカウントやミニプログラムによる発信も含め、中国、香港特別行政区、マカオ特別行政区での無断利用は一律に認められないとしています。
特別キャンペーンで権利保護を強化
CMGは、2025年成都ワールドゲームズの番組著作権を守るため、特別の著作権保護キャンペーンを立ち上げました。今後、さまざまな関係者と協力しながら、権利侵害の監視と対処を強化していく方針です。
声明では、無断利用や大会番組資源を使った不公正な競争行為に対して、法的手段を通じて対応すると明言しています。違反した組織や個人については、関連する法的責任を徹底的に追及し、法律に基づき処理するとしています。
視聴者・配信者はどう向き合うべきか
今回のCMGの動きからは、国際スポーツイベントの放送権や著作権が、デジタル時代においていかに重視されているかが読み取れます。大会の感動を共有したいという気持ちから、ついSNSに動画をアップロードしたり、第三者のアカウントから再配信したくなる場面もあるかもしれませんが、中国や香港特別行政区、マカオ特別行政区では、こうした行為がCMGの権利と衝突する可能性があります。
国際スポーツの視聴環境は、ストリーミングやSNSの普及によって大きく変化しています。その中で、どこまでがファンの自然な共有で、どこからが権利侵害になるのか。視聴者や配信者一人ひとりが意識しておきたいテーマと言えそうです。
Reference(s):
CMG releases statement on 2025 World Games copyright protection
cgtn.com








