成都の「スポーツの夏」World Gamesが街をひとつにした video poster
2025年夏、World Gamesの開催地となった中国四川省・成都で、街角の綱引きを通じてスポーツが人をつなげた様子を伝える国際ニュースです。
成都の夏を彩った「World Games」
2025年夏、中国四川省の省都・成都は、国際的なスポーツイベント「World Games」の開催地として注目を集めました。街全体がスポーツムードに包まれ、国内外から訪れた人々でにぎわいました。
そんな「スポーツの夏」の空気を体感しようと、CGTNの王濤(Wang Tao)記者は、成都の街に繰り出しました。狙いは、日常の風景のなかにある「スポーツの力」を伝えることでした。
街角で始まった即席の綱引き
王記者が用意したのは一本のロープだけ。通りを行き交う人に声をかけ、即席の綱引き大会を始めました。集まったのは、成都の地元の人に加え、世界各地から訪れた人々です。
見知らぬ者同士がチームに分かれてロープを引き合うと、最初は遠慮がちだった参加者も、勝負が始まるにつれて表情が変わり、笑い声と歓声があちこちから上がりました。
- 言葉が通じなくても、ルールはシンプル
- 年齢も国籍も関係なく、同じロープを引く
- 勝ち負け以上に、その場の一体感が生まれる
短い時間の遊びでしたが、その場にいた人たちにとっては記憶に残る「共体験」になったといえます。
「World Gamesって知ってる?」街の声から見えること
綱引きで打ち解けたあと、王記者は参加者に問いかけました。「成都がWorld Gamesの開催地になっていることを知っていますか?」。
知っていた人もいれば、そこで初めて知った人もいました。国際的なスポーツ大会が開かれていても、忙しい日常のなかでは、その実感を持ちにくいことがあります。
それでも、街角の小さな綱引きから大会の話題へと会話が広がっていくことで、World Gamesは少しずつ「遠いニュース」から「自分ごと」に変わっていきます。
スポーツは「観る」だけでなく「参加する」ことで身近になる
今回の企画が示しているのは、スポーツイベントを身近なものにするためには、観客として眺めるだけでなく、身体を動かして「参加する」体験が重要だということです。
大規模な国際大会でなくても、街の公園や広場での小さな遊びやゲームが、人と人との距離を一気に縮めることがあります。成都の街角で起きたことは、その一つの例といえます。
成都から日本へのヒント:ローカルな場から国際ニュースを感じる
日本でも、国際大会やプロスポーツの試合が各地で行われていますが、「遠い世界の出来事」として通り過ぎてしまうことも少なくありません。
成都の綱引き企画は、次のような問いを私たちに投げかけています。
- 自分の暮らす街で開かれているスポーツイベントを、どれだけ「自分ごと」として感じられているか
- ニュースで見聞きするだけでなく、実際の場に足を運び、身体を動かしてみる余地はないか
- 見知らぬ人と何かを「一緒にする」場を、どのようにつくっていけるか
国際ニュースを日本語で追いかけることに加えて、日常のなかで小さな一歩を踏み出すことで、世界との距離はぐっと縮まります。成都市の「スポーツの夏」は、そのことを静かに教えてくれます。
Reference(s):
Feel the Pulse of Chengdu: Where sports pull people together
cgtn.com








