香港スラッシー選手、全国体育大会ハンドボールへ挑む video poster
昼はトレーナーや理学療法士、夜は香港代表のハンドボール選手。複数の肩書きを持つスラッシー世代の若者2人が、第15回全国体育大会で香港特別行政区を代表します。
仕事も競技もあきらめない スラッシーという生き方
国際ニュースとしても注目されるスポーツイベントである全国体育大会には、近年さまざまなバックグラウンドを持つ選手が集まります。その中でも、ツェ・ウィンファイさん (Tse Wing Fai) とイップ・クワンインさん (Ip Kwun Ying) は、少しユニークな存在です。
2人は、いわゆるスラッシーと呼ばれる若者です。スラッシーとは、肩書きと肩書きの間にスラッシュ記号を入れて表現する生き方を指し、例えばトレーナー兼アスリートのように、複数の役割を同時に担う人を意味します。
第15回全国体育大会 ハンドボール男子で香港特別行政区を代表
第15回全国体育大会は、史上初めて香港の啓徳スポーツパークを舞台に開催されます。ツェさんとイップさんは、男子ハンドボール競技で香港特別行政区代表として出場する栄誉を手にしました。
とはいえ、2人にとってハンドボールは単なる副業ではありません。限られた時間をやりくりしながらも、全国レベルの大会にふさわしいパフォーマンスを目指し、日々トレーニングを重ねています。
昼はフィットネスセンターと医療現場 夜はコートへ
ツェさんは日中、フィットネスセンターを運営しています。利用者のトレーニングプログラムを組み立てたり、施設の管理を行ったりと、その業務は多岐にわたります。
一方のイップさんは、フルタイムの理学療法士として働いています。けがや病気から回復を目指す人たちのリハビリを支える医療の現場で、一人ひとりに向き合う日々です。
そんな忙しいスケジュールの後、夜になると2人はハンドボールコートに集まり、同じチームの仲間として汗を流します。昼間の役割を終えた後でも、彼らは全国体育大会のコートに立つという共通の目標に向かって練習を続けています。
ナショナル・フィットネス・デーに重なるメッセージ
ナショナル・フィットネス・デーに合わせて紹介されたこの物語は、スポーツを通じた健康づくりと、諦めずに続ける姿勢を象徴するケーススタディのようにも見えます。仕事で忙しいからこそ、あえて時間を作って体を動かし、チームの一員として戦い続ける2人の姿は、多くの人の共感を呼びます。
私たちの日常へのヒント
2人の歩みから、今を生きる私たちがすぐに取り入れられそうなポイントを三つに整理してみます。
- 忙しいからこそ、やりたいことをスケジュールに組み込む
- 本業と趣味や競技を対立させず、互いを支え合う関係として考える
- 結果だけでなく、続けるプロセスそのものを楽しむ
二つ以上の顔を持つことが当たり前になる時代に
オンラインを通じた働き方が広がる中で、一人が複数の肩書きを持つことは珍しくなくなりつつあります。ツェさんとイップさんのように、昼はビジネスや医療の現場、夜はアスリートとしてコートに立つという生き方は、これからの時代の一つのモデルとも言えます。
第15回全国体育大会という大舞台でプレーする2人の姿は、スポーツファンだけでなく、多忙な日常の中で自分の好きなことを続けたいと考える人たちにも問いかけを投げかけます。どれだけ多くの役割を抱えていても、情熱を注げる何かを持ち続けること。その静かなメッセージが、ナショナル・フィットネス・デーの精神とも重なり合っています。
Reference(s):
cgtn.com








