2025成都ワールドゲームズ初日、ライフセービングで世界新と二冠達成 video poster
オリンピックには採用されていない競技・ライフセービングが、2025年成都ワールドゲームズ初日の主役になりました。水辺の安全技術とスピードを融合させたこの競技で、世界新記録と二冠が生まれています。
オリンピック外競技「ライフセービング」とは
ライフセービングは、水難事故から人命を救うための実践的な技術と、競泳のようなスピードレースの要素を組み合わせた競技です。今回の成都ワールドゲームズでも、伝統的な水泳種目に劣らない迫力が会場を沸かせました。
ドイツのニナ・ホルト選手が世界新、今大会初の金メダル
女子100メートル・レスキューメドレーでは、ドイツのニナ・ホルト選手が世界記録を更新し、自国に今大会最初の金メダルをもたらしました。単に速さだけでなく、レスキュー動作を正確かつ素早くこなす必要がある難度の高い種目です。
ホルト選手は、この競技が自分を常に鍛え、限界に挑戦させてくれる点を気に入っているといいます。同時に、レース後に他国の選手たちと交流し、新しい友人ができることもライフセービングの魅力だと強調しました。記録とともに、人とのつながりも生まれる競技であることがうかがえます。
イタリアのルクレツィア・ファブレッティ選手が二冠達成
イタリアのルクレツィア・ファブレッティ選手は、成都で二つのタイトルを手にしました。女子100メートル・マネキンキャリー・ウィズフィンと、女子200メートル・スーパーライフセーバーで優勝し、初日を代表する活躍を見せています。
レース後、ファブレッティ選手は興奮を抑えきれない様子で、日頃から支えてくれるコーチや家族への感謝を口にしました。また、中国のファンへの愛情も伝え、現地の観客との一体感を示しました。スポーツを通じて、選手と開催地の人々との距離が縮まっていることが感じられます。
初日だけで金メダル8個、翌日も8個がかけられる予定
ライフセービングでは、大会初日の金曜日だけで合計8個の金メダルが授与されました。大会スケジュールによると、翌日の土曜日にもさらに8個の金メダルがかけられることになっています。
短期間に多くの種目が行われることで、選手はタイトなスケジュールの中でコンディションを整えながら複数種目に挑戦することになり、そのぶんドラマも生まれやすくなります。
命を守る技術が「競技」になる意味
ライフセービングは、水難事故から人を救うための技術を土台にした競技です。競い合うことで技術の精度とスピードが高まり、日常の水辺の安全向上にもつながるという側面があります。
今回の成都ワールドゲームズ初日の結果は、単にメダル争いにとどまらず、「命を守る力」を磨く場としてのスポーツの可能性を改めて示したと言えるでしょう。国際ニュースとしての注目度はまだ高くない競技ですが、選手たちの言葉やレースの内容からは、見る側の私たちにも問いを投げかけるテーマが見えてきます。
オリンピックにはない国際競技を知ることは、スポーツの多様性だけでなく、安全や命の価値について考えるきっかけにもなります。成都から伝えられるライフセービングの戦いは、その象徴的な一場面となりました。
Reference(s):
Lifesaving takes center stage on Day One at 2025 Chengdu World Games
cgtn.com








