ワールドゲームズ成都大会、ロボット犬とARが彩る「試合の外」の時間 video poster
2025年のワールドゲームズ成都大会では、試合会場の外でもテクノロジーが活躍し、選手たちの「オフ」の時間を楽しくする工夫が目立っています。選手村に登場したロボット犬やAR翻訳グラス、バーチャルスポーツなど、最新技術が大会体験をどう変えているのかを見ていきます。
2025年ワールドゲームズ成都大会、テクノロジーが支える新しい選手村
中国本土の成都で開かれているワールドゲームズでは、テクノロジーを活用した仕掛けが選手村のあちこちに用意されています。競技そのものだけでなく、滞在中の生活や交流の時間まで含めて「大会体験」と捉える発想が色濃く出ています。
選手たちは、次のようなコンテンツを楽しむことができます。
- 四足歩行のロボット犬と触れ合う体験
- リアルタイムで翻訳してくれるAR(拡張現実)翻訳グラスの試用
- 仮想空間でプレーするバーチャルスポーツ
いずれも、最先端のテクノロジーを「遊び」と「コミュニケーション」に落とし込んだ取り組みだと言えます。
ロボット犬がつくる、やわらかな交流の場
選手村でまず目を引くのが、ロボット犬との交流スペースです。ロボット犬は、歩いたり、座ったり、しっぽを振るような動きを見せ、選手たちの緊張をほぐす存在になっています。
ロボット犬のようなサービスロボットは、単なる「物珍しさ」を超えて、国や言語の違いをこえて一緒に楽しめる共通の話題になります。写真や動画を撮ってSNSで共有しやすい点でも、デジタルネイティブ世代の選手たちに馴染みやすいコンテンツと言えるでしょう。
AR翻訳グラスで、言葉の壁を低くする
多くの国や地域から参加者が集まるワールドゲームズでは、言語の違いは常に課題です。選手村に用意されたAR翻訳グラスは、目の前の会話や文字情報を拡張現実の技術で翻訳表示し、コミュニケーションを助けます。
これにより、英語以外の言語を母語とする選手やスタッフでも、より気軽に会話に参加しやすくなります。テクノロジーが、異なる背景を持つ人どうしの距離を少しずつ縮めていると言えます。
バーチャルスポーツで広がる「もうひとつの競技」
バーチャルスポーツは、ゲーム感覚で体を動かせるコンテンツとして選手村に導入されています。専用の機器を使って仮想空間の中でスポーツを体験できるため、自分の専門競技とは別の種目にチャレンジすることもできます。
激しい試合の合間に、身体への負担を抑えつつリフレッシュできるのもバーチャルスポーツの利点です。友人や他国の選手と対戦すれば、自然と会話が生まれ、新しい交流のきっかけにもなります。
「試合の外」だからこそ見える、スポーツとテクノロジーの未来
今回のワールドゲームズ成都大会のように、選手村での体験にテクノロジーを積極的に取り入れる動きは、今後の国際スポーツ大会にとって重要なヒントになりそうです。
- ロボットやARによる、ストレスの少ない生活サポート
- 翻訳技術を通じた、より開かれたコミュニケーション
- バーチャルコンテンツによる、新しい観戦・参加スタイル
試合での勝ち負けだけでなく、「どんな時間を過ごしたか」「どんな人とつながれたか」も、選手にとって大切な記憶になります。テクノロジーは、その記憶を少しだけ豊かにする道具として、これからのスポーツシーンにますます欠かせない存在になっていきそうです。
2025年のワールドゲームズ成都大会で生まれているこうした取り組みは、日本を含む各地のスポーツイベントにも徐々に波及していくかもしれません。スポーツとテクノロジーが交わる現場から、次の大会のかたちを想像してみたくなります。
Reference(s):
cgtn.com







