成都ワールドゲームズ インラインホッケー、中国はアルゼンチンに敗れ8位
2025年の成都ワールドゲームズで行われたインラインホッケー競技で、開催国の中国は現地時間の月曜日に行われた最終戦でアルゼンチンに5対4で惜敗し、5敗を喫して8位で大会を終えました。本記事では、その一戦の流れと今後への意味を振り返ります。
開催国中国、2点先行から流れを失う
インラインホッケーの7位決定戦は、中国とアルゼンチンという、いずれもここまで未勝利のチーム同士の対戦となりました。中国は立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けます。
前半6分、Zhuang Haojie選手のパスを受けたLiu Chaoyi選手がゴールを決め、開催国が先制。さらに4分後にはLi Zhihao選手が追加点を挙げ、中国は2対0とリードを広げ、試合の主導権を握ったかに見えました。
しかし前半終盤、アルゼンチンが反撃に転じます。Hernan Insua選手がRodrigo Irisarri選手のゴールをアシストしてまず1点を返すと、続いてInsua選手自身がOwen Haiek選手のパスから得点。前半のうちにスコアは2対2の同点となり、中国にとっては嫌な形で折り返す展開となりました。
後半もシーソーゲーム、最後の12秒で決着
後半開始5分、中国は再び流れを取り戻します。Zhuang Haojie選手がLiu Chaoyi選手のアシストからゴールを決め、3対2と勝ち越しに成功します。
ところが、その8分後にHaiek選手がアルゼンチンの同点ゴールを決め、試合は再び振り出しに。さらに、その後間もなく中国のChen Xingnan選手が4点目を決めて4対3と三度リードを奪うなど、スコアがめまぐるしく動く展開が続きました。
それでもアルゼンチンは粘りを見せ、Haiek選手がチームにとって3度目となる同点ゴールを決め、スコアは4対4に。試合終盤まで互いに譲らない展開のまま、時計は残りわずかとなります。
延長戦突入も見えてきた残り12秒、再び試合が動きます。Haiek選手がIrisarri選手の決勝点をアシストし、アルゼンチンが5対4と逆転。そのまま試合は終了し、アルゼンチンが今大会初勝利で7位、中国は5敗となり8位という結果が確定しました。
試合の主なポイント
- 中国は試合を通じて3度リードを奪いながら、守り切ることができなかった
- アルゼンチンは3度の同点劇と試合終了間際の決勝点で逆転勝利を収めた
- アルゼンチンにとって、この勝利が成都での初白星となり7位に
- 中国は5敗に終わり、開催国として悔しい8位フィニッシュとなった
インラインホッケー強化へ、見えた課題と手応え
スコアこそ敗戦でしたが、中国は開催国として最後まで攻撃的な姿勢を崩さず、何度もリードを奪うなど、観客を沸かせる試合内容を見せました。一方で、終盤の試合運びやリードを守り切る守備面には課題も浮かび上がりました。
とはいえ、国際大会の舞台で接戦を演じた経験は、チームにとって大きな財産になります。5対4という点の取り合いは、インラインホッケーのスピード感やダイナミックさを印象づけるものでもありました。
インラインホッケーは、日本を含むアジアではまだ知名度が高いとは言えない競技ですが、得点が動きやすく、短時間でも展開が激しく変わるという特徴があります。成都ワールドゲームズでのこうした接戦が、競技そのものへの関心を高めるきっかけとなるかどうか、今後の広がりにも注目したいところです。
Reference(s):
Hosts China finish eighth in inline hockey at Chengdu World Games
cgtn.com








