中国女子フィンスイミング、成都ワールドゲームズでリレー世界新記録
中国女子フィンスイミング代表が、2025年成都ワールドゲームズのリレー種目で世界新記録を樹立しました。2日間の競技で世界記録7つが更新されるなど、水中競技のレベルの高さが際立つ大会となりました。
中国女子リレーが地元・成都で世界新記録
現地の月曜日に行われたフィンスイミング女子リレーで、中国代表が地元・成都の会場を沸かせました。中国女子チームは、フィンスイミングの女子サーフェスリレー4×50メートル決勝で、1分07秒99の世界新記録をマークし、金メダルを獲得しました。
メンバーは、シュ・チェンジン選手、シュー・イーチュアン選手、シエ・ウェンミン選手、フー・ヤオヤオ選手の4人。前日の日曜日には女子サーフェスリレー4×100メートルで逆転優勝を飾っており、これでリレー種目の「金メダル二冠」となりました。
この種目で中国チームは、2022年のバーミングハム・ワールドゲームズで自ら打ち立てていた世界記録の更新に挑戦。地元サポーターの大きな声援を受けながら、スタートからゴールまで一度も先頭を譲らない圧巻のレース運びで世界記録を塗り替えました。
「0.1秒を削る」徹底練習が支えた快挙
レース後、シュー・イーチュアン選手は「とてもうれしくて、興奮しています! この4人で泳ぐのは初めてだったので、こんな素晴らしい結果は本当に思いがけないものでした」と喜びを語りました。
さらに、「会場のお客さんが本当に大きな声で応援してくれて、大きな力をもらいました」と、地元の応援が背中を押したと振り返りました。
現在33歳で、今回が4度目のワールドゲームズ出場となるシュー選手は、「この2週間、私たちはリレーの引き継ぎの練習を休みなく続けてきました。0.1秒、0.2秒でも縮められれば、世界記録を破るうえで決定的になると分かっていたからです」と話し、細部へのこだわりが世界新につながったと強調しました。
男子リレーはドイツが二冠、中国は決勝で6位
フィンスイミングのリレーでは、男子種目でも熱戦が続きました。前日に男子サーフェスリレー4×50メートルを制していたドイツは、この日行われた男子サーフェスリレー4×100メートルでも金メダルを獲得し、リレー種目二冠を達成しました。
この男子4×100メートルでは、ウクライナが銀メダル、韓国が銅メダルを獲得し、中国は6位という結果でした。
ハンガリー勢が個人種目で世界新ラッシュ
個人種目では、ハンガリー勢が存在感を見せました。ナンドル・キス選手が男子サーフェス200メートルで世界新記録を樹立し、さらに同じハンガリーのセバスツィアン・サボ・ジョルジェイ選手も男子バイフィン50メートルで世界新記録をマークしました。
女子では、ウクライナのソフィーア・グレチコ選手が女子サーフェス400メートルで3分11秒88の世界新記録をたたき出し、金メダルを獲得しています。
キス選手はレースを振り返り、「最初は表彰台を目指していただけでしたが、完璧だった2本目の50メートルで一気にトップに立てました。最後のスプリントでは、とにかく『もっと速く、もっと速く』ということしか頭にありませんでした」と語りました。
「前回のバーミングハム大会以来、ずっとこの金メダルを夢見てきました。いまでも本当に実現したのか、信じられない気持ちです」と話し、念願のタイトルに感慨をにじませました。
世界記録7つ、ハンガリーがメダルランキング首位
今回のフィンスイミング競技は2日間の日程で行われ、その中で世界記録が7つ、ワールドゲームズ記録が9つ更新されました。短期間の大会ながら、競技レベルの高さと各国選手の準備の質を示す結果となりました。
メダルテーブルでは、ハンガリーが金5、銀3、銅1でトップに立ち、続いてドイツが金3、銀3。ウクライナが金2、銀4、銅5で続きました。中国は金2、銀1、銅1を獲得し、開催国としてリレー種目の世界新記録を含む4つのメダルで存在感を示しました。
成都から広がるフィンスイミングの可能性
世界記録ラッシュとなった今回の成都ワールドゲームズのフィンスイミング競技は、各国の選手層の厚さと技術の進化を印象づけました。とくに中国女子リレーの世界新記録は、地元ファンの記憶に残るレースとなったと言えます。
マイナー競技とみなされがちな種目でも、緻密な準備とわずかなタイム短縮へのこだわりが、世界の舞台で結果につながることを示した大会でした。今後、成都をきっかけにフィンスイミングへの関心がさらに広がっていくかどうかも、注目されます。
Reference(s):
China set a new finswimming relay world record at Chengdu World Games
cgtn.com








