国際ニュース:13歳スカッシュ殷子媛、目標は2028年ロサンゼルス五輪 video poster
13歳スカッシュ選手の五輪への夢
2025年に中国・成都で開かれている成都ワールドゲームズで、スカッシュに挑む13歳の殷子媛(イン・ズーユエン)に注目が集まっています。彼女の目標は、2028年ロサンゼルスオリンピックのコートに立つことです。
スカッシュは今回の成都ワールドゲームズの競技種目であり、2028年ロサンゼルス五輪でも正式競技として実施されることが決まっています。国際舞台への道が開かれた今、中国の若い選手たちにとって、五輪は現実的な目標になりつつあります。
13歳、殷子媛の「五輪までの3年」
殷子媛は、成都ワールドゲームズに出場する中国代表団の中で最年少の13歳です。スカッシュ競技に出場し、国際舞台の雰囲気を肌で感じています。
スポーツ番組「CGTN Sports Scene」のインタビューで、彼女は自らの目標や競技への思いを語りました。その隣では、中国ナショナルチームのコーチであるイスラム・ハニー氏が、中国のスカッシュ発展についての見方を共有しました。
殷子媛が見据えるのは「3年後のオリンピックで中国代表としてプレーすること」。成都での経験は、その第一歩と言えます。
家族経営クラブから世界を目指す
殷子媛がスカッシュを始めたのは8歳のときです。中国東部の上海市で両親がスカッシュクラブを運営しており、そこでラケットを握りました。クラブには海外出身のコーチも招かれ、本格的な指導を受けてきました。
この5年間、彼女はほぼ毎日コートに立ち、練習を続けてきたといいます。学校生活とトレーニングを両立させながら、「積み重ね」を武器に力を伸ばしてきました。
- 8歳でスカッシュをスタート
- 上海の家族経営クラブがホームコート
- 海外コーチから技術と戦術を学ぶ環境
- 約5年間、ほぼ毎日の練習を継続
こうした身近なクラブから世界レベルの選手が育つプロセスは、中国のスカッシュ界にとっても象徴的なストーリーです。
アジア女王となり、成都で強豪に挑む
先月、殷子媛は韓国で行われたアジア・ジュニア・スカッシュ選手権の女子13歳以下の部で優勝しました。このタイトルは、彼女自身のキャリアにとって大きな一歩であると同時に、中国スカッシュにとっても重要なブレークスルーとなりました。
そして先週、成都ワールドゲームズのデビュー戦では、日本の第1シード、渡辺聡美選手と対戦しました。結果は3-11、4-11、3-11でストレート負け。しかし、この敗戦は彼女の自信を揺るがすものではありませんでした。
負けても揺るがない自信
強豪相手にスコアでは大きく離された試合でしたが、殷子媛は「3年後のオリンピックで中国代表としてプレーする」という目標を変えていません。13歳の段階でトップ選手とコートを共有した経験は、数字には表れない財産になっていきます。
中国スカッシュと五輪、広がる可能性
スカッシュは現在の成都ワールドゲームズで行われている種目であり、2028年ロサンゼルス五輪での正式採用により、国際スポーツとしての存在感を一段と高めつつあります。
中国ナショナルチームのコーチ、イスラム・ハニー氏は、中国が殷子媛のような若い才能を発掘し、育成するために多くの努力を続けていることに手応えを感じているといいます。また、中国のスカッシュ選手たちには、オリンピックを含む国際大会で明るい未来があると確信しています。
五輪種目となったことで、選手や指導者だけでなく、スポンサーや自治体、学校スポーツの関心が高まる可能性もあります。殷子媛のようなジュニア世代の存在は、その流れを加速させる象徴的な存在です。
2028年ロサンゼルスへ:3年後のコートを想像する
2025年の今、13歳の選手が2028年のオリンピック出場を現実的な目標として語っているという事実は、スカッシュという競技が新しいステージに入っていることを物語っています。
もし3年後、ロサンゼルスのコートに立つ殷子媛の姿を、世界の視聴者が画面越しに見つめているとしたら──その物語は、成都や上海の小さなコートから始まったものです。
国際ニュースとしてのスカッシュはまだメジャーとは言えないかもしれませんが、一人の13歳の挑戦が、中国スポーツの新しい可能性を静かに切り開いています。読者のみなさんも、自分の身近な競技や若い才能に、改めて目を向けてみてはいかがでしょうか。
Reference(s):
13-year-old Yin Ziyuan wants to play squash at 2028 Olympic Games
cgtn.com








