国際ニュース:成都ワールドゲームズ表彰式アンセム「光・蓉」誕生 video poster
2025年の成都ワールドゲームズで表彰式に流れる新しい公式アンセム「光・蓉(Light of Chengdu)」が発表され、スポーツと音楽をつなぐ国際ニュースとして注目を集めています。
成都の光を音楽にした表彰式アンセム
「光・蓉」は、2025年の成都ワールドゲームズの表彰式アンセムとして制作された約4分間のファンファーレです。作曲を手がけた羅威(Luo Wei)さんは、国際向けのメディアであるCGTNの取材に対し、四川の民謡モチーフと世界的なリズムを組み合わせることで、開催都市・成都が目指す「国際的でコスモポリタンな表彰式」の姿を表現したいと語っています。
楽曲のフルバージョンは、現在CGTNを通じてオンラインで公開されており、ワールドゲームズの新しい「音の顔」として、世界に向けて発信されています。
四川民謡×フルオーケストラ×子どもたちの歌声
この表彰式アンセムの核になっているのは、現地でよく知られた民謡「The Sun Comes Out Delightfully Bright」です。親しみのあるメロディが、フルオーケストラと児童合唱の上に重ねられることで、地域の色彩と祝祭感の両方が伝わるように設計されています。
冒頭では、中国の伝統楽器が民謡の旋律を受け持ちます。
- pipa(ピパ)
- 竹笛(バンブーフルート)
- guzheng(古筝)
- konghou(箜篌)
これらの伝統楽器が繊細にメロディーを奏でたあと、ブラスセクションやストリングスが加わり、西洋の交響楽のスタイルと地域色豊かなサウンドが力強く溶け合うフィナーレへと向かいます。
11日間のスポーツの祭典を貫く「記憶の音」
「光・蓉」は、11日間にわたるマルチスポーツ大会のあらゆる表彰式で流れる予定です。メダルが授与されるたびに同じテーマが鳴り響くことで、選手や観客にとって大会そのものを象徴する「記憶の音」となっていきます。
地元の民謡とグローバルなリズム、そして児童合唱という組み合わせは、次世代に開かれた都市・成都のイメージとも重なります。スポーツの場を通じて、地域文化を世界に紹介しながら、誰もが参加できる祝祭空間をつくろうとする狙いが見えてきます。
「Ode to Peace」に続く、音楽でつなぐ世界
羅威さんはこれまでに、国連交響楽団が演奏した「Ode to Peace」といった作品も手がけてきました。この楽曲には、「地理的・文化的な境界を越える芸術交流を通じて、世界に友情と平和を届けたい」というメッセージが込められているとされています。
今回の「光・蓉」も、そうした流れの中に位置づけることができます。ローカルなメロディーとグローバルなサウンドを大胆に融合させることで、スポーツの舞台から「多様性を尊重しながら共に祝う」ための音楽的な言語を提示していると言えるでしょう。
競技結果だけでなく、その瞬間を彩る音楽にも耳を澄ませると、ワールドゲームズという国際イベントの見え方が少し変わってくるかもしれません。
Reference(s):
Awards ceremony anthem 'Light of Chengdu' shines at World Games
cgtn.com








