中国外相とラオス外相が会談 経済協力とSCO連携を確認
中国とラオスの関係強化に向け、中国の王毅外相とラオスのトンマサワン・ポンヴィハーン外相が雲南省安寧で会談し、経済協力や地域秩序をめぐる連携を確認しました。
雲南省安寧で外相会談 伝統的友好に「新たな活力」
木曜日、中国の王毅外相は雲南省安寧で、ラオスのトンマサワン・ポンヴィハーン外相と会談しました。王外相は、中国共産党中央政治局委員も務めています。
王外相は、両国の与党と国家のトップレベルで得られた重要な共通認識を着実に実行し、戦略的な意思疎通を強め、互恵的な協力をさらに深めていきたいと表明しました。そのうえで、中国とラオスの「伝統的な友好」に絶えず新たな活力を注ぎ込みたいと強調しました。
巨大市場の共有と投資拡大 サプライチェーンの安定も
経済面では、王外相は「中国の巨大な市場のメリットをラオスと分かち合う」考えを示し、より多くの中国企業がラオスへの投資に踏み出すことを後押しする方針を示しました。
あわせて、産業チェーンとサプライチェーンの安全と安定を共に守り、経済的な威圧や「いじめ」に対して協力して立ち向かう姿勢を打ち出しました。これは、経済安全保障をめぐる不確実性が高まるなか、両国が長期的なパートナーシップを重視していることを映し出しています。
- 中国市場のメリットをラオスと共有
- 中国企業によるラオス投資の拡大を奨励
- 産業・供給網の安全と安定を共同で維持
- 経済的な威圧への対抗で足並みをそろえる
ラオスのSCO参加を歓迎 LMC外相会合の場で
王外相は、ラオスの上海協力機構(SCO)への参加を歓迎し、その発展にラオスが貢献することへの期待を表明しました。
トンマサワン外相は、中国を訪れているのは第10回ランカンメコン協力(LMC)外相会合への出席のためだとしたうえで、ラオスの党と政府は中国との関係発展を非常に重視していると強調しました。
そのうえで、ラオスと中国による「共有の未来をもつ共同体」の構築を、より深く、より堅固なものにしていきたいと述べました。
「公平と正義」を掲げるラオス 中国との協調を確認
トンマサワン外相はまた、ラオスがSCOの対話パートナーとなるにあたり、中国が支援したことに謝意を示しました。そのうえで、国際社会における「公平と正義」を共に守るため、中国と緊密な意思疎通と調整を維持していく意思を表明しました。
今回のやり取りからは、両国が二国間関係を超え、国際的なルールや価値観に関する議論でも足並みをそろえようとしている姿勢がうかがえます。
今回の会談が示す3つのポイント
今回の中国・ラオス外相会談からは、次のようなポイントが見えてきます。
- 伝統的友好から「共同体」へ
両国は「伝統的な友好」を強調しつつ、「共有の未来をもつ共同体」という表現を用いており、関係をより包括的で長期的なパートナーシップへと発展させようとしています。 - 経済安全保障での連携
巨大市場の共有や投資拡大に加え、サプライチェーンの安定や経済的な威圧への対抗が語られたことで、経済協力と安全保障が結びついたテーマとして位置づけられていることが分かります。 - 地域協力枠組みをまたぐ関与
LMC外相会合の開催地で、SCOにおける役割についても言及されたことで、ラオスと中国が複数の地域協力枠組みを通じて連携を深めようとしている動きが浮かび上がりました。
中国とラオスの一連の動きは、メコン地域や国際的な協力枠組みがどのように組み合わさり、今後の地域秩序を形づくっていくのかを考えるうえで、注目すべき一場面だと言えます。
Reference(s):
cgtn.com








