中国の神舟20号、3回目の船外活動を完了
中国の宇宙ステーションで任務中の神舟20号クルーが、3回目となる船外活動を完了しました。約6時間半に及んだ作業は、中国の有人宇宙計画が着実に運用フェーズを深めていることを示しています。
何が起きたのか
中国有人宇宙計画を担当する中国有人宇宙局によると、神舟20号の乗組員は現地時間の金曜日、中国の地球周回宇宙ステーションで今次任務3回目の船外活動を実施しました。
司令官のチェン・ドンさんと、チェン・ジョンルイさん、ワン・ジエさんの3人は、宇宙ステーション外での作業を北京時間午後10時47分に終えました。船外活動の所要時間は約6時間半で、軌道上のロボットアームと地上の管制チームによる支援を受けながら進められたとされています。
- 実施日 現地時間の金曜日
- 所要時間 約6時間半の船外活動
- 作業完了時刻 北京時間22時47分
- 参加クルー チェン・ドン司令官、チェン・ジョンルイさん、ワン・ジエさん
- 支援体制 軌道上ロボットアームと地上管制チームが連携
船外活動 EVA とは
船外活動は、宇宙服を着て宇宙船や宇宙ステーションの外側で行う作業です。設備の設置や点検、実験装置の取り付けなど、長期運用には欠かせない工程とされています。
今回のように6時間を超える連続作業は、宇宙飛行士の体力と手順の精密さが問われる高難度のミッションです。ロボットアームとの協調作業は、宇宙ロボット技術の実証の場にもなります。
中国の宇宙ステーション運用にとっての意味
今回で神舟20号ミッションの船外活動は3回目となりました。これは、建設段階から本格的な運用と実験の段階へと移行しつつある中国の宇宙ステーション計画の成熟を示すものと見ることができます。
複数回の船外活動を通じて、クルーと地上チームは、作業手順の標準化や安全性の確認、ロボットアームの活用方法などを蓄積していきます。これらは将来の長期滞在や深宇宙探査の基盤となる技術です。
国際ニュースとしての視点
宇宙開発は、各国が競い合うだけでなく、長期的には協力の土台となる分野でもあります。宇宙ステーションの運用ノウハウや船外活動技術の蓄積は、地球観測や通信、宇宙環境の理解など、私たちの日常生活や地球規模の課題にも間接的に関わってきます。
今回の神舟20号クルーの船外活動のようなニュースは、技術的な成果としてだけでなく、宇宙をめぐる国際的なルール作りや協力のあり方を考える材料にもなります。どのような形で知見を共有し、人類全体の利益につなげていくのかが、今後の大きなテーマです。
これからの注目ポイント
- 神舟20号クルーによる今後の船外活動の頻度と内容
- 宇宙ステーションで実施される科学実験や技術実証の成果
- 宇宙ステーション運用をめぐる国際協力や民間企業の参画の動き
2025年12月8日現在、神舟20号のクルーは任務を継続しており、今後も宇宙ステーションでの活動が報じられるとみられます。宇宙からのニュースが、地上で暮らす私たちの視野を少し広げてくれるきっかけになりそうです。
Reference(s):
China's Shenzhou-20 astronauts complete third series of EVAs
cgtn.com








