成都ワールドゲームズ スポーツクライミング速度で中国勢が男女金メダル
2025年に中国・成都で開催されているワールドゲームズのスポーツクライミング男子・女子スピード種目で、開催国の中国勢が金メダルを独占し、国際スポーツニュースとして注目を集めています。
男女スピードで中国勢が圧倒、6個中5個のメダル
木曜日に行われたスポーツクライミングのスピード種目決勝で、中国の選手たちが男子・女子ともに頂点に立ちました。男子と女子を合わせた6個のメダルのうち、実に5個を中国勢が獲得しています。
男子スピードでは、チュー・ショウホン(Chu Shouhong)が4秒80のタイムで優勝しました。女子スピードでは、昨年のパリ夏季五輪で銀メダルを獲得したデン・リジュアン(Deng Lijuan)が6秒40をマークし、同じ中国のチン・ユーメイ(Qin Yumei)をわずか0.01秒差で抑えて金メダルを手にしました。
女子は表彰台を独占、タイム差はコンマ数秒
女子種目では、中国は準決勝に3人が進出し、そのまま表彰台を独占しました。決勝でデンとチンがしのぎを削った一方、銅メダルはチョウ・ヤーフェイ(Zhou Yafei)が獲得。インドネシアのデサック・マデ・リタ・クスマ・デウィを0.03秒差でかわし、6秒31のタイムで3位に入りました。
中国勢は男子で2人、女子で3人が準決勝に進出しており、層の厚さを印象づける結果となりました。
五輪メダリストが集結、それでも中国勢が上回る
今大会のスピード種目には、2024年パリ夏季五輪のメダリストをはじめとする世界トップクラスの選手たちが顔をそろえました。一方で、中国の五輪銀メダリストであるウー・ペンや、ポーランドの女子チャンピオン、アレクサンドラ・ミオスワらは欠場しました。
それでも、パリ五輪のメダリスト6人のうち4人が成都で再び競い合うなど、スタートリストは五輪級の豪華な顔ぶれでした。
- インドネシアは、五輪王者のヴェドリック・レオナルドを中心とするフルメンバーで出場
- アメリカは、男子スピードの世界記録保持者であり五輪銅メダリストのサミュエル・ワトソンと、トップランクのエマ・ハントを派遣
- カザフスタン、日本なども主力選手を送り込み、ハイレベルな争いに
これだけの顔ぶれがそろう中で、中国勢が男子・女子ともに金メダルをおさえ、女子では表彰台独占という結果は、競技力の高さと地元開催の強さを印象づけるものと言えます。
デン・リジュアン「自分のクライミングに集中した」
女子スピードを制したデン・リジュアンは、表彰式で流れた国歌と3本の旗を前にした心境を次のように語りました。
「国歌が流れ、3つの旗が目の前に掲げられた時、とても興奮してうれしく感じました。今日は余計なことは考えず、自分の仕事をしっかりやること、一つ一つのクライミングに集中することだけを意識していました」と話しています。
スピードクライミングが映し出す新しい競技のかたち
スポーツクライミングのスピード種目は、同じルートをどれだけ速く登り切れるかを競う競技です。コンマ数秒を争うレース展開は、観客にも分かりやすく、映像映えすることから、国際大会でも存在感を高めています。
今回の成都大会で見せた中国勢の活躍は、アジア発のクライミング強国としての存在感をさらに強めると同時に、他国の選手たちにとっても大きな刺激となりそうです。スピードクライミングが今後どのように発展し、各国がどのように競い合っていくのか、引き続き注目が集まります。
Reference(s):
Chinese climbers sweep men's, women's speed gold medals at World Games
cgtn.com







