成都ワールドゲームズで18の世界新記録 水中3競技とクライミングが牽引
2025年の成都ワールドゲームズで、開幕からわずか1週間あまりの間に18の世界新記録と9つの大会新記録が生まれました。水中3競技とスポーツクライミングが、今回の記録ラッシュを牽引しています。
18の世界新記録と9つの大会新記録
国際総合競技大会である2025年成都ワールドゲームズは、中国南西部・四川省成都市で先週開幕しました。大会が進む中で、これまでに18の世界記録と9つの大会記録が更新されています。
地元の中国選手も存在感を発揮し、自国開催の大会で世界新2つと大会新1つを樹立しました。会場全体として、競技レベルの高さと準備の周到さがうかがえる結果となっています。
スポーツクライミング:男女リレーで世界記録更新
まず目を引くのが、スポーツクライミングのチームリレー種目です。男子と女子のチームリレーで、それぞれ世界記録が塗り替えられました。
なかでも中国のクライマーが女子チームリレーで13.28秒という世界新記録をマークし、この種目を象徴するハイライトとなりました。中国勢は同競技で用意された6個の金メダルのうち5個を獲得し、圧倒的な強さを示しています。
三岔湖水泳館が「記録ラッシュ」の舞台に
今回の成都ワールドゲームズでもっとも記録更新が集中した会場が、成都体育学院三岔湖キャンパス内の水泳館です。ここではフィンスイミング、フリーダイビング、ライフセービングという3競技で、合計16の世界新記録と9つの大会新記録が誕生しました。
競技別にみると、内訳は次のようになります。
- フィンスイミング:世界新7件・大会新9件
- フリーダイビング:世界新2件
- ライフセービング:世界新7件
水中競技が一つの会場に集約されたことで、日ごとに記録が更新されていくダイナミックな展開となりました。
フィンスイミング:女子リレーで中国が二つの記録
フィンスイミングでは、7つの世界新と9つの大会新が一気に生まれました。なかでも女子4×50メートル・サーフィスリレーでは、中国が世界記録と大会記録の両方を更新しています。
この種目は、足ひれを使って水面を高速で進むスプリント系のリレーです。世界記録と大会記録を同時に塗り替えたことで、中国チームのスピードと連携の精度の高さが際立つ結果となりました。
フリーダイビング:女性種目で2つの世界新
フリーダイビングでは、女性のダイナミック種目で2つの世界新記録が生まれました。
- ダイナミック・ウィズ・フィン(フィンありの水平潜水)
- ダイナミック・ウィズアウト・フィン(フィンなしの水平潜水)
いずれも息を止めたままどれだけ遠くまで泳げるかを競う種目で、ギリギリの集中力と身体コントロールが求められます。2種目同時の世界新は、選手たちの準備とコンディションが高いレベルで噛み合った証しといえます。
ライフセービング:欧州勢が7つの世界記録
水難救助技術を競技化したライフセービングでは、ヨーロッパ出身の選手たちが7つの世界新記録を打ち立てました。
レスキュー技術とスピードを競うこの競技で複数の世界新が出たことは、実戦的な救助スキルの向上ともつながる動きとして注目されます。スポーツとしての側面だけでなく、安全や防災の観点からも意味のある記録更新といえそうです。
地元開催で存在感を示した中国選手
大会全体でみると、地元の中国選手は世界新2つと大会新1つの更新に直接関わりました。
- スポーツクライミング女子チームリレー:世界新(13.28秒)
- フィンスイミング女子4×50メートル・サーフィスリレー:世界新+大会新
自国開催というプレッシャーの中で結果を残したことは、今後の国際大会や各競技の普及に向けた追い風にもなりそうです。
日曜日の閉会式で大会が幕
成都ワールドゲームズは、先週から続いた熱戦の末、日曜日に最終日を迎えました。閉会式は成都市の国際園芸博覧会公園内にある国際友好パビリオンで行われ、大会は記録ラッシュの余韻を残しながら幕を閉じました。
18の世界新記録と9つの大会新記録は、単なる数字以上の意味を持ちます。新しい競技やスタイルが国際舞台で存在感を増し、各国・各地域の選手たちが互いに刺激し合うことで、スポーツの可能性はさらに広がっていきそうです。
こうした動きをどのように自分たちのスポーツ観やライフスタイルに取り入れるか。成都での記録ラッシュは、そのことを静かに問いかけているようにも見えます。
Reference(s):
18 world and nine Games records broken at Chengdu World Games
cgtn.com








