中国AG600水陸両用機の量産2号機が生産試験飛行に成功 video poster
中国南部の広東省珠海市で、水陸両用機AG600「クンロン」の量産2号機が生産試験飛行を無事に終えました。中国航空工業集団(Aviation Industry Corporation of China)は日曜日、この試験飛行の成功が、顧客への引き渡しと運用配備に向けた重要な一歩になったと明らかにしました。
中国AG600水陸両用機、量産段階が一歩前進
今回試験飛行に成功したのは、量産型AG600の2号機で、機体番号はAG600-1102です。南部の広東省珠海市で行われた生産試験飛行は、量産機が設計通りの性能と安全性を備えているかを確認するプロセスとされています。国際ニュースとしても、中国の航空産業の動きを示すトピックとなっています。
4人のクルーが多様な試験ミッションを実施
生産試験飛行には4人の試験飛行クルーが搭乗し、AG600-1102を操縦しました。クルーは、次のような一連のミッションをこなしたとされています。
- 地上滑走による基本的な操縦性の確認
- 機体全体の総合点検
- 任務システムの評価試験
- 高高度での飛行試験
これらの試験を通じて、機体の制御システムや各種システムが安定して作動しているかが確認されました。
機体状態は良好、湖北省宜昌へ塗装のため移動
飛行を終えたAG600-1102は、着陸も順調で、機体の状態は良好と判断されました。制御システムに異常は見られず、すべてのシステムが安定して作動していることが確認されたとされています。
その後、この機体は塗装作業のため、中国中部の湖北省宜昌市へ向けて出発しました。塗装は、運用開始や顧客引き渡し前の最終工程の一つであり、外観だけでなく識別性や運用上の機能にも関わる重要なプロセスです。
設計要件と安全基準を満たし、引き渡し準備段階へ
中国航空工業集団によると、今回の生産試験飛行の成功は、AG600が設計上の要件を満たし、運航に必要な安全基準に適合していることを示しています。つまり、この量産2号機は顧客への引き渡しに向けて準備が整った段階に入ったといえます。
水陸両用機は、陸上と水上の両方で運用できることから、多用途のプラットフォームとして注目される分野です。AG600の量産機が着実に試験を重ねていることは、中国の航空産業において、こうした特殊機の運用体制が前進していることをうかがわせます。
今後、AG600がどのような任務に投入され、地域や国際社会にどのような影響をもたらしていくのか。中国の航空技術と装備の動向を追ううえで、引き続き注目されるトピックになりそうです。
Reference(s):
Second batch-produced AG600 aircraft completes production test flight
cgtn.com








