王毅外相がパキスタン訪問へ 第6回外相戦略対話で関係強化
2025年8月20〜22日に予定された王毅国務委員兼外相のパキスタン訪問と第6回中国・パキスタン外相戦略対話は、両国の戦略的関係を一段と深める動きとして注目されています。本記事では、この国際ニュースのポイントと背景を整理します。
王毅外相の訪問計画と日程
中国外務省の毛寧報道官は火曜日の記者会見で、王毅外相が8月20〜22日にパキスタンを訪問すると発表しました。王氏は中国共産党中央委員会政治局委員も務めており、今回の訪問は外交と党外交の両面から重みのあるものと位置づけられています。
訪問中、王氏はパキスタンのムハンマド・イーシャク・ダール副首相兼外相と会談し、第6回中国・パキスタン外相戦略対話を行う予定とされています。
第6回外相戦略対話のねらい
毛報道官によれば、今回の戦略対話では、次のようなテーマでの協議が想定されています。
- 戦略的コミュニケーションの一層の強化
- 各分野での実務協力の拡大
- 地域・国際問題での政策協調
中国側は、これらの協議を通じて、いわゆる「新時代のより緊密な中パ運命共同体」に向けた歩みを加速させたい考えを示しました。ここでいう運命共同体とは、長期的な視野で安全保障や経済など幅広い分野で利益と責任を分かち合う関係を指す表現です。
「全天候型」中パ関係の現在地
毛報道官は、中国とパキスタンの長年にわたる友好関係と「全天候型の戦略的協力パートナーシップ」を評価し、両国の関係は強い戦略的信頼と頻繁なハイレベル交流が特徴だと説明しました。
最近の主な要人往来は次の通りです。
- 2022年3月: 王毅外相がパキスタンを訪問
- 2025年2月: パキスタンのアシフ・アリ・ザルダリ大統領が中国を国賓訪問し、第9回アジア冬季競技大会の開会式にも出席
- 2025年6月: パキスタンのムハンマド・シャバズ・シャリフ首相が中国を公式訪問
こうした頻繁な往来は、政治、経済、安全保障など多方面での協力を重ねることで、両国が長期的なパートナーシップを維持しようとしていることを示しています。
なぜこの動きが重要なのか
中国とパキスタンの外相による戦略対話は、単なる二国間の定例協議ではなく、地域情勢やグローバルな課題への対応をすり合わせる場でもあります。特に、エネルギー、安全保障、インフラなど多くの分野が絡み合う中で、両国がどのように協調していくのかは、アジア全体の国際ニュースとしても注目されます。
今回の訪問計画と戦略対話は、中パ関係が「信頼」と「協力」をキーワードに、今後も長期的なパートナーシップを深めていく流れの一環といえます。今後の具体的な合意やプロジェクトの動きにも、引き続き目を向けていく必要がありそうです。
Reference(s):
Wang Yi to visit Pakistan, hold 6th foreign ministers' dialogue
cgtn.com








