天津の海河を彩るSCOライトショー 国際ニュースで読む光の外交 video poster
2025年8月末から9月初めにかけて天津で開かれた上海協力機構(SCO)サミットを前に、海河一帯が巨大な光のキャンバスとなりました。国際ニュースの舞台裏で行われたこのライトショーは、都市の夜景を通じて各国の文化と「共に歩む未来」を表現しています。
海河を舞台にしたダイナミックな夜景演出
天津市中心部を流れる海河では、SCOサミット(2025年8月31日〜9月1日)を控え、川沿いの建物、橋、桟橋が一体となった大規模なライトショーが実施されました。光の演出によって、川沿いの景観全体が一本の長い絵巻物のように変身し、観客の視線を「流れる物語」へと引き込む構成になっています。
動きのある映像と色彩の変化が組み合わさり、海河沿いの夜景は、通常のイルミネーションを超えた「動くナイトスケープ」として楽しめる内容となっています。
SCOメンバーのランドマークと文化が光で共演
今回のライトショーの特徴は、SCO加盟国のランドマークや文化的なアイコンが次々と光のビジュアルとして登場する点です。各国を象徴する建造物や伝統的なモチーフが、建物の外壁や橋梁をスクリーンに見立てて描き出され、観客は海河沿いを歩きながら「夜の国際博覧会」を巡るような感覚を味わえます。
これらの演出には、SCOのメンバーが協力し合い、共通の発展とより明るい未来を目指す姿を象徴的に示す意図が込められています。光で描かれるランドマークは、単なる観光的な演出ではなく、「共に歩むパートナー」であるというメッセージとしても受け取ることができます。
中国と世界の物語をつなぐ「光の絵巻」
ライトショーは、中国と世界の物語を「歴史から未来へ」という時間軸で見せる構成になっています。過去の交流の積み重ねから現在の協力関係、そしてさらに先の未来像へと視線を誘導するストーリーテリングが、色彩やリズムの変化によって表現されています。
歴史的なシーンを思わせる落ち着いた色合いから、現在を映すダイナミックな動き、未来を象徴する明るく希望に満ちたトーンへと移行していく流れは、SCOという多国間枠組みがたどってきた道のりと、これからの方向性を重ね合わせたものといえます。
8月19日から夏の定番イベントに
このライトショーは、2025年8月19日以降、海河沿いでの定期的な演出として実施されるようになりました。夏の夜に合わせて始まった取り組みは、天津を訪れる人々や市民にとって、新たな「夜の見どころ」として定着しつつあります。
日中はビジネスや会議でにぎわう都市空間が、夜になると光によって国際色豊かな表情を見せることで、SCOサミット期間だけでなく、その前後の日常の時間にも国際的な雰囲気を感じられる仕掛けになっています。
ライトショーが映し出すソフトな国際発信
国際ニュースでは、サミットの共同声明や安全保障・経済協力の議題に注目が集まりがちです。しかし天津の海河で行われたような文化的演出には、数字や文書では伝えきれないメッセージが込められています。
光と映像を通じて各国の文化を並べて見せることは、「対立」ではなく「共存と協力」というイメージを、視覚的かつ感覚的に共有する試みとも捉えられます。スマートフォンで撮影し、SNSで共有しやすい演出であることも、現代の「ソフトな国際発信」の一つのスタイルといえるでしょう。
忙しい人のための3つのポイント
- 天津の海河沿いで、2025年のSCOサミット(8月31日〜9月1日)を前に大規模なライトショーが実施された。
- 建物や橋、桟橋をスクリーンに見立て、SCO加盟国のランドマークや文化的アイコンを光で表現している。
- 2025年8月19日以降、海河のライトショーは夏の定番イベントとして位置づけられ、国際協力と「明るい未来」を象徴する場となっている。
Reference(s):
Dazzling light show in Tianjin features SCO landmarks and culture
cgtn.com








