Xizang自治区設立60周年 ラサで盛大な記念集会、習近平氏も出席 video poster
2025年8月、中国西部のラサにあるポタラ宮広場で、Xizang自治区(一般にはチベット自治区と呼ばれる)の設立60周年を祝う盛大な記念集会が開かれました。約2万人が参加し、習近平国家主席も出席するなど、中国にとって節目の年を象徴するイベントとなりました。
Xizang自治区設立60周年、ラサでの「歴史的な一日」
記念集会は、Xizang自治区の成立から60年という節目を記念して行われました。会場となったラサのポタラ宮広場には、地元の幹部や各民族の人びと、さまざまな職業の参加者など、約2万人が集まり、この「歴史的な一日」を見届けたとされています。
中国の習近平国家主席(中国共産党中央委員会総書記、中央軍事委員会主席)も、他の中国指導部メンバーとともに出席しました。国家の最高指導部がそろって臨むことで、この地域と節目の年を重視する姿勢が示された形です。
伝統文化と祝祭ムードに彩られた会場
会場は、色鮮やかな装飾や民族衣装など、Xizangの伝統的な要素で彩られました。式典の様子は「祝祭」「団結」といったキーワードで語られており、地域の文化的な個性と、国家全体の一体感の両方を表現する場となったといえます。
公式発表によれば、「各民族」「各界」の人びとが一堂に会したことが強調されています。民族や職業の違いを超えて、多様な背景を持つ住民が共に60周年を祝う姿は、中国が掲げる民族の団結や社会の安定といったメッセージとも重なります。
60年という時間軸で見るXizang自治区
成立から60年という節目は、一つの地域の変化を振り返るには十分に長い時間です。中国側はこれまでも、インフラ整備や社会サービスの拡充などを通じて、Xizangの発展を重視してきたと説明してきました。今回の式典は、そうした歩みを総括し、今後の方向性を示す場でもあると受け止められます。
同時に、高地で多民族が暮らすXizangは、地理的・文化的な特性を持った地域でもあります。文化の継承と生活の安定、環境保護と経済発展をどう両立させるかというテーマは、この地域に限らず、世界各地で問われている課題です。
国際ニュースとしての読み解きポイント
今回の記念集会は、中国の国内行事であると同時に、国際ニュースとしても注目される出来事です。背景には、次のようなポイントがあります。
- 中国指導部の最上層がラサに集まり、Xizangを重視する姿勢を示したこと
- 約2万人規模の集会を通じて、「民族の団結」や「社会の安定」をアピールしたこと
- 伝統文化を前面に出す演出が、地域のアイデンティティと国家全体の統合をどう表現しているかという点
国際社会の関心は、軍事や経済だけでなく、各地域がどのように多様性と安定を両立させようとしているかにも向けられています。Xizang自治区の60周年をめぐる動きは、その一例として位置づけることができるでしょう。
読者にとっての「問い」
人口や文化が多様な地域をどのように支え、発展させていくのか。これは中国だけでなく、多くの国や地域が直面する共通のテーマです。インフラ、教育、医療、文化継承――どこに重点を置き、どのようなバランスで進めていくのかによって、地域の未来は大きく変わります。
ラサでの記念集会は、中国におけるXizangの位置づけを映し出す鏡の一つと言えます。ニュースとして事実関係を追うだけでなく、「自分の住む地域ならどうか」「多様性と安定をどう両立させるべきか」といった問いを重ねてみると、この出来事はぐっと身近なテーマとして感じられるはずです。
Reference(s):
China marks Xizang Autonomous Region's founding with grand gathering
cgtn.com








