南シナ海の夏季禁漁が終了 海南省・三沙の漁民が豊漁に期待 video poster
南シナ海の夏季禁漁が終了 海南省・三沙の漁民が豊漁に期待
今年8月16日、南シナ海で約3か月半続いた一時的な夏季の禁漁期間が終了し、中国南部の海南省にある各地の港では、漁船が一斉に出港する準備を整えました。三沙の漁民たちは、にぎやかな出漁行事でこの節目を祝い、豊かな漁獲を願っています。
約3か月半続いた夏季禁漁が明ける
南シナ海では、約3か月半にわたる夏季の一時的な禁漁措置が実施され、今年は8月16日に終了しました。禁漁明けとともに、海南省の港にはエンジン音が響き、長く岸にとどまっていた漁船が次々と出港の時を迎えました。
禁漁期間の終了は、漁民にとって一年の中でも大きな節目です。準備期間を経て、網や機材、燃料などを整えたうえで、一気に漁場へ向かいます。
港に戻る活気と「豊漁への祈り」
今回の解禁にあわせて、三沙の漁民たちは色とりどりの行事で出漁を祝いました。港には人が集まり、船上では家族や仲間が安全と豊漁を祈りながら見送りを行いました。長い禁漁期間のあとだけに、海への期待はいつも以上に高まっています。
漁民にとって、豊かな漁獲は家計だけでなく、地域経済にも直結します。魚やエビ、カニなどの水産物が安定して水揚げされれば、加工業や流通、飲食産業にも波及効果が広がります。
なぜ夏季に禁漁を行うのか
南シナ海で夏季の禁漁が行われる背景には、次のようなねらいがあります。
- 産卵期となる魚種を守り、資源の再生をうながすため
- 台風シーズンと重なる時期に、漁民の安全を確保するため
- 長期的に漁業を続けるための資源管理の一環として
禁漁によって短期的には漁ができない期間が生まれますが、その分、解禁後の漁獲量や資源の安定が期待されます。今回、三沙をはじめとする海南省の漁民が「豊漁」を願うのは、こうした資源管理のサイクルの中で自然な流れと言えます。
日本の読者にとっての意味
日本でも、サンマやマグロなどの資源管理が課題となるなか、南シナ海のような周辺地域での禁漁や漁業政策は、国際ニュースとして注目する価値があります。海は国境を越えてつながっており、漁業資源の持続可能な利用はアジア全体の共通課題です。
スマートフォン一つで世界の動きにアクセスできる今、海南省・三沙の漁民がどのような思いで海に出ているのかを知ることは、私たちが日々口にする「魚」の背景を考えるきっかけにもなります。
Reference(s):
cgtn.com








