巨大火鍋が主役 貴陽「花渓サマーフードフェス」レポート
中国・貴州省の省都・貴陽市でこの夏開催された「Refreshing Guiyang-花渓サマーフードフェスティバル」で、直径6.5メートルの巨大火鍋が登場し、地域のグルメと観光を盛り上げました。国際ニュースとしても、都市ブランドづくりのヒントが見えるイベントです。
8月下旬、花渓公園がグルメの「遊園地」に
2025年8月22日、中国南西部の貴州省にある貴陽市の花渓公園で、「Refreshing Guiyang-花渓サマーフードフェスティバル」が開幕しました。会場には多彩な料理が並び、公園は周辺地域の食通たちが集まるにぎやかな空間になりました。
フェスティバルは8月22日から31日までの日程で行われ、来場者は夏の終わりのさわやかな空気のなかで、グルメを通じたカーニバルの雰囲気を楽しむことができました。
直径6.5メートルの巨大火鍋が主役
今回のフードフェスティバルの中心となったのが、花渓公園のミュージックスクエアに設置された直径6.5メートルの巨大火鍋です。その周囲には、40卓を超える火鍋テーブルが並び、一帯はまるで巨大な火鍋広場のような光景となりました。
巨大な鍋はイベントの象徴的な存在となり、写真映えするスポットとしても注目を集めたとみられます。参加者は巨大火鍋を取り囲むように配置されたテーブルで食事を楽しみながら、非日常感のある演出を体験しました。
火鍋が映し出す、中国南西部の食文化
火鍋は、中国南西部をはじめ多くの地域で親しまれている鍋料理です。大きな鍋を囲み、辛味のあるスープやさまざまな具材を一緒に楽しむスタイルは、「みんなで分け合う」食文化を象徴しています。
巨大火鍋と40卓を超えるテーブルという構成は、「一つの場を大勢で共有する」という体験を強く打ち出したものだと言えそうです。単にスケールの大きさを競うのではなく、人々が同じ空間で時間を過ごし、食を通じて交流することに重きが置かれている点が特徴的です。
グルメイベントが地域にもたらすもの
花渓公園には、火鍋以外にも多彩な料理が集まりました。来場者は公園内を歩きながら気になったブースに立ち寄り、食べ比べを楽しみつつ、自分のお気に入りの味を見つけることができたと考えられます。
このようなフードフェスティバルは、地元の飲食店や生産者にとって、新しい来場者と出会うきっかけになります。また、都市の名前と「グルメ」を結びつけて発信することで、観光地としてのイメージづくりにもつながります。貴陽の夏のイベントとして定着していけば、「グルメを楽しむ街」としての存在感がさらに高まっていくかもしれません。
日本の読者へのヒント:地域イベントをどう生かすか
日本でも各地でビアフェスやご当地グルメフェスが開かれていますが、貴陽の巨大火鍋のように、一目で印象に残る「象徴」を用いて話題性を高める工夫は、イベントづくりのヒントになりそうです。
都市や地域が、どんな食べ物を看板にし、どのようなストーリーとともに発信していくのか。貴陽のフードフェスティバルは、アジアの都市同士が「食」を通じて個性を競い合う時代の一場面とも言えます。次に海外旅行や出張でアジアの都市を訪れるときには、こうしたローカルなイベントにも目を向けてみると、その街の別の表情が見えてくるかもしれません。
Reference(s):
Giant hot pot leads culinary carnival at Guiyang food festival
cgtn.com








