SCO諸国で中国文化ドキュメンタリー「The Heritage Guardian」放送開始
中国メディアグループ(CMG)制作の文化ドキュメンタリー「The Heritage Guardian」が、上海協力機構(SCO)諸国の主要メディアで放送されることになりました。中国文化と国際ニュースの両面から注目される動きです。
北京でSCO向け発表イベント
2025年12月8日、北京で「The Heritage Guardian」がSCO諸国の主流メディア向けに発表されるイベントが開かれました。会場にはメディア関係者などが集まり、番組の内容や狙いが紹介されました。
番組「The Heritage Guardian」とは
「The Heritage Guardian」は、文化の継承と発展に対する習近平国家主席の深い関心を、生き生きとした物語を通して描くドキュメンタリーです。
番組では、習近平国家主席の文化に関する考え方であるXi Jinping Thought on Cultureのエッセンスや、その統治理念を支える堅固な文化的基盤が、国際社会の視聴者にも分かりやすい形で説明されます。中国文化を軸にしながら、政治や経済とも関わる「文化の役割」を理解する入り口となる構成です。
CMG制作、SCO諸国の主要メディアで放送
この番組は、中国メディアグループ(CMG)が制作し、SCO諸国の主流メディアで放送されます。対象となるのは、ロシア、カザフスタン、キルギス、パキスタン、イラン、ベラルーシなどの国々です。
番組のポイントを整理すると、次のようになります。
- タイトル:The Heritage Guardian
- 制作:中国メディアグループ(CMG)
- 放送:SCO諸国の主要メディア(ロシア、カザフスタン、キルギス、パキスタン、イラン、ベラルーシなど)
- 内容:習近平国家主席の文化への思いとXi Jinping Thought on Culture、そしてその統治理念の文化的基盤を国際視聴者に伝える
キルギスとパキスタンの首脳が祝意
番組の放送にあたり、キルギスのサディル・ジャパロフ大統領と、パキスタンのシャバズ・シャリフ首相が祝意のメッセージを寄せました。SCOの枠組みの中で行われる文化協力に対し、各国首脳が関心を示していることがうかがえます。
文化交流を通じた「合意形成」と「協力」の強化
イベントでスピーチしたのは、中国共産党中央宣伝部副部長で中国メディアグループ総裁のShen Haixiong氏です。Shen氏は、世界的なコンセンサス(合意)の構築と、交流・協力の一層の深化に新たな原動力を与えるため、共同で努力していく必要性を呼びかけました。
また、SCO事務総長のNurlan Yermekbayev氏は、この番組の放送により、SCO諸国の人々が中国文化の魅力をより深く理解し、相互の友情がさらに強まることへの期待を示しました。
なぜ今、「文化」をテーマにした国際番組なのか
今回の動きは、SCOという多国間の枠組みの中で、文化を通じた対話と信頼醸成を進めようとする試みとも見ることができます。安全保障や経済協力といった分野に比べると、文化交流は一見「ソフト」なテーマですが、長期的には相互理解を支える重要な土台になり得ます。
「The Heritage Guardian」は、中国側の文化観や価値観をそのまま提示するだけでなく、文化財の継承や文化の発展といった普遍的なテーマを通じて、視聴者それぞれが自国の歴史や文化について考えるきっかけにもなりそうです。
これから注目したいポイント
今後、SCO諸国での放送を通じて、次のような点が注目されます。
- 各国メディアや視聴者が、番組のどの部分に共感や関心を示すのか
- 文化ドキュメンタリーという形式が、SCO内の交流や協力の議論にどのような影響を与えるのか
- 中国文化やXi Jinping Thought on Cultureへの理解が、どのように共有されていくのか
国際ニュースとして見れば、これは単なる番組放送以上に、文化を通じたコミュニケーションの試みでもあります。SCO諸国での受け止め方や、その後の交流の広がりにも、しばらく目を向けておきたい動きです。
Reference(s):
Documentary 'The Heritage Guardian' premieres in SCO countries
cgtn.com








