内モンゴル草原ナーダムを彩るモンゴル相撲・ボフ、500人超が熱戦 video poster
モンゴル相撲・ボフ(Bökh)の迫力ある取り組みが、第35回内モンゴル草原ナーダム祭で開幕し、内モンゴル各地から集まった500人以上の力士が熱戦を繰り広げています。草原スポーツ文化を象徴するこの伝統競技は、いまもナーダムの最大の見どころの一つです。
草原に受け継がれる「三大男児の技」
ボフは、広大な草原で育まれてきた伝統的なモンゴル相撲で、競馬、弓射と並ぶ三大男児の技として知られています。かつては勇敢な戦士や将を選ぶための重要な競技でもありました。
時代が変わった現在も、ボフはナーダム祭には欠かせない存在です。競技そのものの迫力に加え、華やかな民族衣装や儀礼、観客の声援が重なり合い、草原全体が一つの大きな舞台のようになります。
第35回内モンゴル草原ナーダム祭のボフ競技
2025年に開催された第35回内モンゴル草原ナーダム祭では、内モンゴルの各地から500人を超えるボフの力士が参加しました。多くの試合が同時に進む競技場では、一つひとつの取り組みに観客の視線が集まり、勝敗のたびに歓声が草原に響きます。
ナーダムを象徴するハイライト
ナーダム祭は、地域の人びとにとって年に一度の大きな楽しみであり、ボフはその中心にある競技です。世代を超えて受け継がれた技と誇りが、一つひとつの動きや所作に現れます。国際ニュースとしても、草原地域の文化の厚みを伝える象徴的な場面だと言えるでしょう。
若き力士・バインメンドの挑戦
今回のボフ競技に出場している力士の一人が、西ウジムチン旗(シリンゴル盟)出身のバインメンドさんです。家族の中で初めてのボフ力士として道を選び、7年にわたる厳しい稽古を積んできました。
27歳の若いモンゴル人力士であるバインメンドさんは、その才能と努力を背景に、すでに競技の場で存在感を示しています。土俵に上がる姿には、自分一人だけでなく、家族や地域の期待を背負う覚悟がにじみます。
個人の夢が地域の誇りになる
バインメンドさんのように、新たにボフに挑戦する若者の存在は、伝統文化のこれからを考えるうえでも重要です。一人の夢への挑戦が、やがて地域の誇りや次世代への継承につながっていきます。
草原の風の中で繰り広げられるボフの取り組みは、単なるスポーツを超え、歴史と現在を結びつける物語でもあります。第35回内モンゴル草原ナーダム祭での熱戦は、これからも多くの人びとに、伝統の力とスポーツの魅力を静かに伝えていくでしょう。
Reference(s):
cgtn.com








