カザフスタン、中国本土向け映画ツーリズムルートを計画 video poster
カザフスタンが、中国本土との文化交流を深めるために「映画ツーリズム」を活用しようとしています。中国本土からの旅行者向けに、映画をテーマにした観光ルートを新たに立ち上げる計画が明らかになりました。
中国本土の映画の成長に注目するカザフスタン
カザフスタン共和国文化情報省の映画部門トップであるムラトフ・ガニ氏は、中国本土の映画制作の進歩を高く評価しています。同氏は、中国本土の映画が国際的な舞台で存在感を高め、その独自の魅力や文化的価値を世界に示していると指摘しました。
こうした評価を背景に、カザフスタンは映画を軸にした新しい国際交流のかたちを模索しており、その一つが今回の映画ツーリズムルートの構想です。
映画に着想を得た観光ルートとは
計画されているのは、映画の世界観や物語性に着想を得た観光ルートです。中国本土からの訪問客が、カザフスタンの風景や文化を映画的な体験として楽しめるように設計されることが想定されています。
中国本土からの旅行者にあわせた内容に
カザフスタンは、中国本土からの旅行者が増えている状況を踏まえ、彼らの関心や好みに合わせたルートづくりを進める考えです。映画を通じてカザフスタンに親しみを感じてもらい、現地の文化や歴史への理解を深めてもらうことが狙いとされています。
狙いは「相互理解」の強化
今回の映画ツーリズム構想の中心にあるキーワードは「相互理解」です。カザフスタンは、映画を橋渡し役として活用しながら、カザフスタンと中国本土の両国の相互理解を強化することを目指しています。
観光ルートを通じて、旅行者は次のような体験が期待できます。
- スクリーン越しに見てきたイメージと、実際の風景や都市を重ね合わせる体験
- 映画をきっかけに、現地の文化・食・生活様式にふれる機会を得ること
- 作品に込められたテーマや価値観について、現地の人々と対話するきっかけを持つこと
こうした体験を積み重ねることで、数字では測りにくい信頼感や親近感が醸成されていくと考えられます。映画ツーリズムは、観光と文化交流を同時に進める手段として注目されます。
映画がつくる新しい国際ニュースのかたち
今回の取り組みは、国際ニュースとして見ると、外交やビジネスだけではない「文化を通じたつながり」の一例と言えます。映画という身近なコンテンツを入り口にすることで、政治や経済の話題だけでは届きにくい層にも、互いの国への関心を広げる効果が期待されます。
オンラインで日本語ニュースを読む読者にとっても、中央アジアと中国本土のあいだで進むこうした動きは、「観光」「エンタメ」「国際関係」が交わる新しいトレンドとして注目に値します。映画をきっかけにした旅が、今後どのように形になっていくのか、引き続き見ていきたいところです。
Reference(s):
Kazakhstan set to launch film-inspired tourism routes to China
cgtn.com








