中国・アラブ標準化と知財協力 寧夏エキスポで初の交流イベント
中国・アラブ諸国エキスポで、標準化と知的財産権(IPR)を軸にした初のマッチング・交流イベントが開かれました。再生可能エネルギーやデジタル経済での協力を具体化する、国際ニュースとしても注目の動きです。 中国北西部の寧夏回族自治区・銀川市で開催中の2025年の中国・アラブ諸国エキスポの会期中の金曜日、中国・アラブ諸国標準化・知的財産権マッチメイキング交流イベント(China-Arab States Standardization and IPR Matchmaking and Exchange Event)が行われました。エキスポとしては初めて、標準化と知的財産権を正面から扱う企画です。 会場には、中国内外の専門家が集まり、再生可能エネルギー開発、特許と標準化の連携、国際エネルギー協力などについて、じっくりと議論しました。狙いは、中国とアラブ諸国の経済・貿易協力を、技術面からよりスムーズに進めることにあります。 中国国家市場監督管理総局標準创新管理司の郭晨光(Guo Chenguang)副司長は、エネルギー、デジタル経済、現代農業といった重点分野で、中国とアラブ諸国の標準化協力を制度化する枠組みづくりの必要性を強調しました。 特に、再生可能エネルギーは中国・アラブ協力の中核分野として存在感を増しています。太陽光や風力などのクリーンエネルギーを普及させるには、設備や電力システムの標準が合っていることが不可欠であり、その基盤づくりが交流の重要テーマとなりました。 一見すると地味にも見える標準化と知的財産権ですが、国際協力の裏側ではどちらも欠かせないインフラです。共通の標準がなければ、機器同士が接続できず、取引のたびに調整コストがかかります。 今回のイベントで示されたポイントを整理すると、標準化には次のような役割があります。 こうした観点から、中国とアラブ諸国が標準づくりと知財保護で共通のルールを持つことは、双方の企業だけでなく、第三国を含む広いビジネス環境にも影響を与える可能性があります。 中国標準化研究院(CNIS)の李智平(Li Zhiping)副院長は、寧夏の関連研究機関との協力を一段と深め、アラブ諸国と共に新エネルギー技術の標準化を探っていく方針を示しました。新エネルギー産業と技術分野における中国・アラブ協力の新たな道を開きたい考えです。 寧夏は中国でも太陽光など新エネルギーの活用が進む地域の一つです。現地の実績とアラブ諸国のエネルギー分野での経験を組み合わせることで、より実務的で国際的な標準を打ち出せるかが注目されています。 今回の標準化・知財イベントでは、今後の協力の土台となる複数の成果が公表されました。 標準化や知財を通じて中国とアラブ諸国の結びつきが強まれば、その規格やルールは周辺の国や地域にも広がっていきます。日本やアジアの企業にとっても、新たな市場機会であると同時に、どの国・地域の標準にどう対応するかという戦略がより重要になっていきそうです。 環境・エネルギー転換、デジタル化、農業の高度化といった共通課題を抱えるなかで、異なる地域同士がどのように標準と知財を共有していくのか。2025年の中国・アラブ諸国エキスポでの試みは、その問いに対する一つの実験場になっています。寧夏・銀川で初の標準化・知財イベント
焦点は再生可能エネルギーとデジタル経済
なぜ標準化と知財が重要なのか
寧夏から広がるクリーンエネルギー連携
イベントで発表された主な成果
日本とアジアの読者への示唆
Reference(s):
cgtn.com








