中国本土報道官、台湾住民の9月3日記念行事参加を擁護
中国本土の台湾事務担当報道官が、台湾から北京に向かう人々の9月3日「対日戦争勝利」記念行事への参加は正当であり、非難されるものではないと強調し、台湾の民主進歩党(DPP)当局による「威嚇」と受け止められる動きを批判しました。
9月3日記念行事への参加は「正々堂々」
中国本土の報道官は金曜日、中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争の勝利を記念する9月3日の北京での式典に参加するために台湾から訪れる人々について、「正々堂々としたもので、非難される筋合いはない」と述べました。
発言を行ったのは、国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮(Zhu Fenglian)報道官です。朱氏は、台湾当局で与党の民主進歩党(DPP)関係者の一部が、中国本土関連の活動に参加する元中国国民党関係者にはリスクがあると脅したと報じられていることに関する質問に答える中で、こうした見解を示しました。
「すべての中国人が犠牲と貢献」 台湾の役割も強調
朱氏は、日本のファシズムを打ち破る過程で、台湾の人々を含むすべての中国人が、国家の解放と台湾の回復のために大きな犠牲と重要な貢献をしてきたと指摘しました。
そのうえで、台湾からの参加者が北京で予定されている記念行事に出席することは、中華民族全体の利益、正義、そして良心へのコミットメント(関与)を示すものだと評価しました。
記念行事が果たす役割とは
朱氏によれば、台湾の人々がこうした記念行事に参加することは、両岸の同胞にとって次のような意味を持つとされています。
- 歴史を記憶し続けること
- 戦争で命を落とした人々を追悼すること
- 抗戦の偉大な精神を受け継ぐこと
- 両岸関係(cross-strait relations)の平和的発展と、中華民族の「偉大な復興」に向けて共に努力すること
こうしたメッセージを通じて、中国本土側は、歴史認識と両岸関係の将来を結びつける姿勢を改めて示した形です。
DPP当局の「妨害と威嚇」を非難
一方で朱氏は、DPP当局が記念行事への参加をめぐり、妨害や威嚇、脅しに出ていると批判しました。こうした行動は、「国家的立場や正義、良心を完全に放棄するものだ」と述べたうえで、両岸の同胞の意思に反し、民意を著しく傷つけるものだと指摘しました。
朱氏は、これらの行動がDPPの「台湾独立」的な性格を完全に露呈しているとしたうえで、「台湾独立」の共犯者として公然と行動するDPP当局の個人については、中国本土側が法に基づき責任を追及し、断固として取り締まる方針を示しました。
歴史と政治が交差する両岸メッセージ
今回の発言では、第二次世界大戦期の対日戦争の記憶と、現在の両岸関係が強く結びつけられています。中国本土側は、台湾の人々の歴史的貢献を強調しつつ、9月3日の記念行事への参加を「民族全体」の利益と位置づけました。
同時に、記念行事をめぐる動きをきっかけに、DPP当局による「台湾独立」志向への牽制と、法的責任の追及を明確に打ち出した点も注目されます。歴史をどう記憶し、現在の政治や地域秩序と結びつけるのかという問いは、東アジア全体にとっても無視できないテーマだと言えます。
Reference(s):
Mainland spokesperson defends Taiwan compatriots' V-Day participation
cgtn.com








