中国とエジプトが関係強化へ 蔡奇氏とマドブーリ首相が天津で会談
中国の共産党高官である蔡奇(さい・き)氏とエジプトのモスタファ・マドブーリ首相が、天津で開かれた上海協力機構サミット2025に合わせて会談しました。外交関係樹立70周年を来年に控え、中国とエジプトの関係強化に向けたメッセージが相次ぎました。
会談のポイント
今回の中国とエジプトのハイレベル会談では、次のような点が示されました。
- 両国は来年、外交関係樹立70周年を迎える見通しであることを確認
- 中国側は、両国首脳がこれまでに合意した重要なコンセンサス(共通認識)の着実な実行を強調
- 相互支持を強め、さまざまな分野での協力を一段と発展させる方針を表明
- エジプト側は「一つの中国」原則の堅持と、習近平国家主席が提唱した三つのグローバル・イニシアティブへの支持を改めて表明
- 包括的な戦略的パートナーシップを新たなレベルに引き上げる意欲を示唆
70周年を見据えた中国側のメッセージ
蔡奇氏は、中国とエジプトが来年、外交関係樹立70周年という節目を迎えることに触れました。そのうえで、中国は引き続きエジプトと協力し、両国首脳がこれまでに築いてきた重要な合意を具体的な成果につなげていく考えを示しました。
また蔡氏は、国際場面での相互支持を強めつつ、さまざまな分野での協力を一層発展させたいと呼びかけました。長年の友好関係を基盤に、次の10年を見据えた関係づくりを進めようとする姿勢がうかがえます。
エジプト側が示した「一つの中国」原則支持
これに対しマドブーリ首相は、中国が掲げる「一つの中国」原則を引き続き堅持する立場を明確にしました。あわせて、習近平国家主席が提唱する三つのグローバル・イニシアティブへの支持も表明し、中国の国際的な提案に歩調を合わせる姿勢を示しました。
さらに首相は、中国との実務的な協力をより深め、両国の包括的な戦略的パートナーシップを新たな段階へ押し上げたいと述べました。今後、具体的な協力をどのように進め、実際の成果につなげていくかが焦点となりそうです。
なぜこの会談が注目されるのか
今回の中国とエジプトの会談は、次のような点で注目されています。
- 外交関係樹立70周年という節目に向けた、両国関係の方向性を確認する場となったこと
- エジプトが「一つの中国」原則への支持を改めて示し、中国のグローバルな提案にも賛同を表明したこと
- 包括的な戦略的パートナーシップをさらに高める意欲が、双方から明確に打ち出されたこと
今後、具体的な協力の中身がどのように形づくられていくのか。中国とエジプトの動きは、2025年以降の国際関係を考えるうえでも、引き続き注視しておきたいポイントです。
Reference(s):
cgtn.com








