SCOサミットで語られたパキスタンの魅力と若者へのエール video poster
2025年のSCOサミットで、パキスタンの駐中国大使カリル・ハシュミ氏が、自国の文化や観光地、そして人々の温かなもてなしを紹介し、SCO各国の若者に向けて「多様性を受け入れ、共に未来をつくろう」と呼びかけました。本記事では、そのメッセージの背景と意味を日本語でやさしくひもときます。
SCOサミットで語られたパキスタンの魅力
ハシュミ大使は、SCOサミットという多国間の場で、パキスタンがSCOファミリーの一員として持つ「活気ある魂」であることを強調しました。発言の中心にあったのは、次の三つです。
- 豊かな歴史と伝統が息づく文化
- 息をのむような絶景を楽しめる目的地
- 訪れる人を温かく迎えるホスピタリティ(もてなし)
こうしたキーワードは、単に観光をアピールするためというより、SCOに参加する国や地域のあいだで、お互いをより深く理解し合う入口として語られたと見ることができます。
「パキスタンを発見してほしい」という招待状
スピーチの中でハシュミ大使は、SCOの仲間たちに対し、「パキスタンを発見してほしい」というメッセージを送っています。それは、地図の上で国を知るだけでなく、人々の暮らしや価値観に触れ、共通点と違いを丁寧に知ることへの招待でもあります。
文化や観光地、もてなしを紹介することは、「自分たちの物語を、自分たちの言葉で語る」行為でもあります。国際ニュースが時に緊張や対立に焦点を当てがちななかで、こうした「日常の顔」に光を当てる発信は、相互理解を深めるきっかけになりそうです。
若者に託されたオープンマインドと多様性
ハシュミ大使がとくに力を込めたのが、SCO各国の若者へのメッセージでした。彼は、SCOの「輝く若者たち」に対し、次のような姿勢を持ち続けてほしいと呼びかけています。
- オープンマインドで世界を見ること
- 文化や考え方の多様性を受け入れること
- より明るく、よりつながった未来を共に形づくること
このメッセージは、国籍や立場を越えて、多くの若い世代に共通する問いを投げかけています。異なるバックグラウンドを持つ人と協力しながら課題に向き合えるかどうかが、これからの地域と世界の安定や繁栄を左右していく、という視点です。
「つながり」をどう強くしていくか
ハシュミ大使は、「つながり(コネクティビティ)」を強める主役として若者を位置づけています。SCOという枠組みのなかで学び合い、働き合い、交流する若者が増えれば増えるほど、国境を越えた信頼と協力の基盤も厚くなっていきます。
私たち一人ひとりのレベルでは、次のような実践が考えられます。
- オンラインで出会う他国の若者の声に耳を傾ける
- 異文化に触れたとき、まず「違い」を批判するのではなく理解しようとする
- 学びや仕事の場で、国境を越えた協力やプロジェクトに積極的に参加する
こうした小さな行動の積み重ねが、ハシュミ大使が語った「共有の明日(shared tomorrow)」を形づくる力になっていきます。
日本語で国際ニュースを追う私たちへ
newstomo.comの読者の多くは、日本語で世界の動きをキャッチし、自分なりの視点を持ちたいと考えている人たちです。今回のSCOサミットでの発言は、次のような問いを静かに投げかけているようにも見えます。
- 私たちは、どれだけオープンマインドで他国の物語に触れているか
- SNSでの情報収集を、実際の対話や協力につなげているか
- 若い世代同士のつながりを、どのように育てていくべきか
パキスタンをはじめとするSCO各国の声に耳を傾けることは、単に「遠い国の話」を知ることではありません。自分自身の価値観や、これからどんな地域・世界をつくりたいのかを考え直すきっかけにもなります。
ハシュミ大使のメッセージは、「パキスタンを発見してほしい」という呼びかけであり、「若者の力を信じて未来を共につくろう」という提案でもあります。国際ニュースを日本語で追う私たちもまた、その議論の一部です。画面の向こうの出来事としてではなく、自分ごととして、このメッセージをどう受け止めるかが問われています。
Reference(s):
Discover Pakistan with Khalil Hashmi: Culture and youth inspiration
cgtn.com








