中国Vデー・パレードで80の英雄部隊を顕彰 抗日戦争と世界反ファシズム戦争 video poster
水曜日に行われた中国のVデー(戦勝記念日)パレードで、中国人民の抗日戦争と世界反ファシズム戦争で戦った80の英雄部隊が、栄誉旗とともに顕彰されました。中国やアジアの動きを追う国際ニュースとして、日本語でどう受け止めるかが問われる出来事です。
水曜日のVデー・パレードで80の英雄部隊を顕彰
今回のVデー・パレードでは、「旗の隊形」の下で80枚の栄誉旗が披露されました。これらは、中国人民の抗日戦争と世界反ファシズム戦争に参加した英雄部隊を代表するもので、歴史的な功績をたたえるために選ばれたとされています。
軍全体から選ばれた80枚の栄誉旗
栄誉旗は、中国軍の各部隊から選ばれ、5つの主要な戦区を代表する構成になっていました。陸軍・海軍・空軍・武装警察部隊といった異なる組織にまたがり、連隊・大隊・中隊レベルで顕彰された部隊の代表がパレードに参加しました。
- 中国軍全体から選出された英雄部隊の旗
- 5大戦区を代表する構成
- 陸軍・海軍・空軍・武装警察部隊を網羅
- 連隊・大隊・中隊レベルの部隊が対象
楊靖宇支隊、初めてのパレード参加
80の栄誉旗の中には、「楊靖宇支隊」の旗も含まれていました。楊靖宇は、東北抗日聯軍第1路軍の総司令として知られ、1940年2月、厳しい寒さの中、日本軍に包囲されながら最後の一息まで戦い続けたとされています。
遺体が調べられた際、胃の中にあったのは樹皮や草、綿だけだったと伝えられています。極限状態でも戦いを続けたその姿は、抗日戦争期の過酷さと覚悟を象徴するエピソードとして語られています。楊靖宇支隊が軍事パレードに参加するのは今回が初めてとされ、歴史の記憶を改めて前面に押し出す演出となりました。
英雄部隊を前面に出す狙いはどこにあるのか
Vデー・パレードで英雄部隊の旗を掲げることには、いくつかの狙いがあると考えられます。
- 抗日戦争と世界反ファシズム戦争での犠牲と抵抗を想起させる
- 軍内部で歴史的な伝統や精神を受け継ぐ意識を高める
- 一般の人々、とくに若い世代に歴史を伝えるきっかけをつくる
2025年の今も、20世紀の戦争の経験は、各地でさまざまな形で記憶されています。中国のVデー・パレードで英雄部隊が強調されることは、そのような記憶のあり方の一つとして位置づけることができるでしょう。
日本の読者が考えたいポイント
このニュースは、日本に暮らす私たちにとっても無関係ではありません。隣国である中国が、抗日戦争と世界反ファシズム戦争の歴史をどのように伝えようとしているのかを見ることは、自国の歴史の学び方や語り方を振り返るきっかけになります。
戦争の記憶をどのように共有し、平和な国際秩序につなげていくのか。Vデー・パレードで掲げられた80枚の栄誉旗と、楊靖宇支隊の物語は、その問いを静かに投げかけているようにも見えます。国際ニュースを追う一人ひとりが、自分なりの視点で考えてみることが求められています。
Reference(s):
cgtn.com








