Huawei Mate XTs発表 トリフォールドとKirin復活の意味
中国のスマートフォン大手Huaweiは、中国・深圳で開いた製品発表会で最新フラッグシップモデル「Mate XTs」を発表しました。3つ折り構造のトリフォールド・スマートフォンに、自社開発のKirinチップが約4年ぶりに復活し、中国発のハイエンド端末の存在感を改めて示しています。<\/p>
トリフォールドの「Mate XTs」、価格は1万7,999元から<\/h2>
Huaweiが発表したMate XTsは、画面を三つのパネルに折りたためるトリフォールド型のスマートフォンです。折りたたみスマホの中でも、さらに大胆なフォームファクターに挑戦したモデルと言えます。<\/p>
価格は中国本土での発表時点で次の3モデルが示されています。<\/p>
- 16GB+256GBモデル:17,999元(約2,520ドル)<\/li>
- 16GB+512GBモデル:19,999元<\/li>
- 16GB+1TBモデル:21,999元<\/li>
<\/ul>
いずれも、現在のスマートフォン市場の中では最上位クラスの価格帯に位置づけられます。それだけに、ハードウェアだけでなくソフトウェアやサービスを含めた全体の体験が問われる端末になりそうです。<\/p>
Kirin 9020とHarmonyOSが生む36%の性能向上<\/h2>
発表会でHuaweiのコンシューマービジネス部門トップ、Richard Yu氏は、Mate XTsが自社設計のKirin 9020チップと独自OS「HarmonyOS」を搭載していると説明しました。<\/p>
同氏によると、Mate XTsは、<\/p>
- チップ(ハードウェア)<\/li>
- OSやアプリ(ソフトウェア)<\/li>
- クラウドサービス<\/li>
<\/ul>
を一体的に最適化することで、全体として36%の性能向上を実現したとされています。単に処理能力が高いだけでなく、OSやクラウドとの連携で体験を高める「ソフト・ハード・クラウドのシナジー」を前面に押し出したかたちです。<\/p>
約4年ぶりにKirinチップ復活 Huawei戦略の転換点に<\/h2>
今回のMate XTsで特に注目されているのが、Kirinブランドのチップが約4年ぶりにHuaweiのスマートフォンに戻ってきたという点です。<\/p>
再びKirinをフラッグシップに載せたことは、<\/p>
- 設計からソフト、サービスまで自社でコントロールしたいという意思<\/li>
- トリフォールドという新しいフォームファクターで差別化を図る狙い<\/li>
- ハイエンド市場でのブランド力を高めたい思惑<\/li>
<\/ul>
などを読み取ることができます。<\/p>
自社チップと自社OSを組み合わせることで、長期的なアップデートや機能追加も自前で進めやすくなります。ユーザー側から見れば、長く付き合える「プラットフォーム」としての安心感が高まる可能性があります。<\/p>
ユーザー視点で見るMate XTsのポイント<\/h2>
具体的な使い勝手の細部は今後のレビューを待つ必要がありますが、トリフォールドのMate XTsからは次のようなユーザー体験が想像されます。<\/p>
- 折りたたみ時は通常のスマホとして片手で持ち運べる<\/li>
- 展開するとタブレットに近い広い画面で動画視聴や資料閲覧ができる<\/li>
- マルチタスクやマルチウィンドウ表示との相性がよく、仕事とプライベートを1台で切り替えやすい<\/li>
<\/ul>
一方で、20,000元前後という価格帯は、明確にハイエンド中のハイエンドです。Huaweiとしても、単なるガジェット好き向けではなく、<\/p>
- ビジネスで多くの資料や画面を扱う人<\/li>
- 動画やゲームなどのコンテンツをとことん楽しみたい人<\/li>
- 新しいフォームファクターをいち早く試したいテック志向のユーザー<\/li>
<\/ul>
といった層に向けた「フラッグシップの象徴」として位置づけていると考えられます。<\/p>
中国スマホ市場・国際市場への波及効果は<\/h2>
Huaweiは中国本土で強いプレゼンスを持つスマートフォンメーカーです。そのHuaweiが、トリフォールドという挑戦的な形状と自社チップの復活を組み合わせたMate XTsを投入したことで、折りたたみスマホ分野の競争はさらに加速しそうです。<\/p>
折りたたみスマホは、端末単価が高く、技術的なハードルも大きい分野です。その分、各社の技術力やデザイン思想が分かりやすく表れるカテゴリーでもあります。Mate XTsは、<\/p>
- 折りたたみスマホが一時的なトレンドではなく、長期的な製品ラインとして定着するのか<\/li>
- 自社チップとOSを軸にしたプラットフォーム戦略がどこまでユーザーに支持されるのか<\/li>
<\/ul>
を占う試金石にもなりそうです。<\/p>
グローバル志向の読者にとっても、Mate XTsの登場は、中国発のハイエンド端末がどのように進化しているのかを読み解く手がかりになります。今後、各社がどのような折りたたみ・多画面デバイスを打ち出してくるのか、引き続き注目が集まりそうです。<\/p>
Reference(s):
Huawei unveils Mate XTs trifold flagship with Kirin chip comeback
cgtn.com








