北京で抗日戦争勝利80周年シンポ 海外華僑と香港・マカオ・台湾の役割強調
中国人民の抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利から80周年を迎える2025年、北京で記念シンポジウムが開かれました。海外華僑や香港、マカオ、台湾、そして海外各国・地域からの参加者が集まり、歴史の記憶と今後の進路について意見を交わしました。
北京で勝利80周年シンポジウム、340人が参加
シンポジウムは北京で火曜日に開催され、中国各界の代表に加え、香港、マカオ、台湾、海外の各界の愛国的な人物らを含む計340人が参加しました。
中国共産党中央政治局常務委員で、中国人民政治協商会議全国委員会主席の王滬寧氏が出席し、講演を行いました。
王滬寧氏「中国近代史で初の完全な勝利」
王氏は、中国人民の抗日戦争での勝利は、近代において中国が対外侵略に対して収めた初めての完全な勝利だと位置づけました。この勝利は、香港やマカオ、台湾の同胞や海外華僑を含むすべての中国人民が勇敢に戦った結果だと強調しました。
この戦争の勝利は、中国民族にとっての共通の記憶であり、すべての中国人民が共有する栄誉だと述べ、歴史をともに記憶することの重要性を訴えました。
シンポジウムで示された主なメッセージ
- 抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利は、中国近代史における対外侵略への初の完全な勝利であること
- 香港、マカオ、台湾の同胞や海外華僑を含むすべての中国人民が勝利に貢献したこと
- 東方戦場が世界的な反ファシズムの勝利に果たした役割を世界に伝える必要があること
- 愛国主義と抗戦精神を継承し、中国民族の復興へ力を結集すること
- 香港・マカオの安定と発展、台湾海峡両岸の交流を制度面から推進すること
海外華僑・香港・マカオ・台湾の貢献を評価
王氏は、香港、マカオ、台湾の同胞や海外華僑が、国際反ファシズム統一戦線の形成において果たした独自の役割に言及しました。祖国と人民は、こうした貢献を永遠に記憶すると述べ、その歴史的意義を改めて強調しました。
同時に、記念行事を通じて、世界に対し東方戦場が世界反ファシズム戦争全体の勝利に果たした大きな役割を示す必要があると指摘しました。
愛国心と抗戦精神を次世代へ
王氏は、愛国主義を核心とする偉大な民族精神と、抗日戦争の偉大な精神を受け継ぎ、発揚することの重要性を繰り返し訴えました。それにより、中国民族の偉大な復興に向けた力を結集していくべきだと述べました。
その上で、中国の近代化を包括的に推進し、経済や社会の発展を通じて、歴史の成果を次の時代につなげていく必要があるとしました。
香港・マカオ・台湾をめぐる政策にも言及
講演では、香港とマカオの安定と調和を守りつつ、両地域が国家全体の発展戦略によりよく融合していくことを支援し促進する必要があるとも述べました。
また、台湾海峡を挟んだ経済・文化交流と協力を進めるための制度や政策を整備し、発展させていくことの重要性を指摘しました。
王氏は、一つの中国原則と1992年合意を堅持し、台湾独立を目指す分裂の動きや外部からの干渉に断固として反対し、抗日戦争の勝利によって実現した台湾の回復という結果をしっかり守るべきだと強調しました。
歴史認識と世界へのメッセージ
王氏は、世界反ファシズム戦争の歴史に対して正しい視点を持ち続けることが重要だとし、世界の平和と発展、人類文明の進歩に貢献していく必要があると呼びかけました。
今回のシンポジウムは、国内外の関係者が歴史を振り返りつつ、現在の国際環境の中で中国がどのように平和と発展に寄与していくのかを考える場となりました。歴史の記憶を共有し、その意味を現代的な文脈で捉え直す試みは、東アジアだけでなく世界全体にとっても、今後も重要なテーマであり続けそうです。
Reference(s):
Overseas Chinese commemorate victory against Japanese aggression
cgtn.com








