中国とタンザニア、卓球で結ぶ友好 ダルエスサラームで友好カップ
中国とタンザニア、卓球で深まる友好
中国とタンザニアが、卓球を通じて人と人とのつながりを強めています。週末、タンザニアの都市ダルエスサラームで「友好カップ」卓球大会が開かれ、選手や学生、社会人、現地在住の中国出身者まで、多様な参加者がスポーツと文化交流を楽しみました。
ダルエスサラームで第4回「友好カップ」
この大会は、中国大使館と中国文化センターが主催し、タンザニア卓球協会や、中国資本のプロジェクトに携わる労働者の団体などが運営を担いました。第4回となる今回の「友好カップ」は、これまで以上に規模と影響力が増し、学校やスポーツクラブ、企業などから熱心な参加があったとされています。
「友情第一、試合第二」大使がラリーで開幕
開会式では、中国のチェン・ミンジエン駐タンザニア大使が、タンザニア卓球協会のラシッド・シャリフ副会長とエキシビションマッチを行い、会場を沸かせました。チェン大使は「友情第一、試合第二」という中国でよく知られた言葉を引用し、大会の雰囲気を和やかに盛り上げました。
チェン大使は挨拶の中で、卓球を「友情の架け橋」と表現し、「スポーツは国境や文化、言語の違いを超えて人々を結びつける」と強調しました。
高校生にとっての「世界との出会い」
大会には、マコカ中等学校の生徒たちも参加しました。同校の教師で卓球コーチを務めるケミレンベ・ムジュニさんは、およそ15人の生徒がキスツ卓球協会の支援を受けて出場したと話しています。「この大会は、私たちの学校とスポーツ関係者との連携を強め、生徒たちに自信と新しい経験を与えてくれました」と振り返りました。
17歳の女子生徒、ズライカ・イディさんにとっても、この大会は忘れがたい体験になったようです。「最初は、中国から来た人たちと会うなんて想像もしていませんでした。でも、この大会を通じて、彼らも私たちと同じように、思いやりのある温かい人たちだと感じました」と語っています。
企業チームも参加、長年のつながりを再確認
会場には企業チームの姿もあり、スタンビック銀行タンザニアのチームも参加しました。同社で人材育成を担当するタチアナ・メンセンさんは、「スポーツは人々を近づけるうえで、これ以上ない力を持っています。このイベントは、何十年にもわたって築かれてきた文化的・スポーツ的なつながりを、さらに強めてくれます」と話しました。
第4回大会が示す、これからの可能性
友好カップは今回で4回目を迎え、毎回少しずつ規模と知名度を高めてきました。チェン大使は、「この大会は、中国とタンザニアの人々がスポーツを通じて絆を深める、重要なプラットフォームになりました」と評価しています。
- 若い世代同士が、卓球を通じて自然に交流できる場を提供
- 学校・クラブ・企業など、多様な主体が参加するネットワークを形成
- スポーツをきっかけに、文化や言語への理解を広げる機会を創出
日本の私たちへの示唆
小さな卓球台を囲む交流が、国と国との関係を支える土台にもなり得ることを、この大会は示しています。日本にいる私たちにとっても、スポーツや文化活動を通じて地域や海外とつながる試みは、決して特別なものではなく、身近なところから始められるものだと考えさせられます。
国際ニュースとしての中国・タンザニア関係を見るだけでなく、一人ひとりの経験や出会いがどのように国際関係を支えているのか。そんな視点で、次のニュースや自分の周囲の出来事を見つめ直してみるきっかけになりそうです。
Reference(s):
China, Tanzania boost ties via friendship cup table tennis tournament
cgtn.com








