香港で選挙委員会補欠選挙 電子集計と高投票率が示す変化
香港特別行政区で選挙委員会の分野別補欠選挙がこの日曜日に行われ、電子集計システムを初めて導入した今回の選挙は、今後の制度運営を占う重要な一歩となりました。
6つの分野で21議席を争う補欠選挙
香港特別行政区の選挙委員会分野別補欠選挙では、6つの分野で28人の候補者が21議席を争いました。一方で、投票を行う必要がなかった22の分野では、72人の候補者が無投票で選出されています。さらに、指定された8つの団体から推薦を受けた10人のメンバーも選挙委員会に加わりました。
この選挙委員会分野別補欠選挙(Election Committee Subsector By-elections、ECSS補欠選挙)は、選挙委員会の空席を埋めるために行われるもので、各分野を代表するメンバー構成を維持する役割を担います。
3,534人が投票 投票率97.33%
選挙管理委員会のロック委員長(David Lok)によると、今回の補欠選挙では3,534人の有権者が投票し、累計の投票率は97.33%に達しました。高い投票率は、有権者が選挙委員会の構成に強い関心を持っていることをうかがわせます。
電子集計システムを初導入 開票は円滑に進行
今回のECSS補欠選挙では、票の集計に新たな電子集計システムが初めて導入されました。ロック委員長は、開票作業全体が円滑に進んだと説明しており、技術を活用した選挙運営の一例となりました。
電子集計の導入は、開票時間の短縮や集計ミスの防止につながると期待されており、今後の香港特別行政区の選挙プロセスにも影響を与える可能性があります。
1,500人・40分野の選挙委員会が担う役割
香港特別行政区の李家超(ジョン・リー)行政長官によると、選挙委員会は40の分野から選ばれた1,500人のメンバーで構成されており、広範な代表性と均衡ある参加の原則を体現する仕組みだとされています。
李行政長官は、選挙委員会が、香港特別行政区の選挙制度の改善と、愛国者による香港統治という考え方を実現するうえで、中核的な役割を果たしていると強調しました。
2025年の立法会選挙と一国二制度へのつながり
李行政長官によれば、選挙委員会のメンバーは、第8期立法会の一般選挙で候補者を推薦するとともに、2025年12月7日に行われる選挙委員会選挙区の40議席を選出する責任を担うことになると述べています。
こうした役割を通じて、選挙委員会の各メンバーには、自らの責任を着実に果たし、一国二制度の安定的で成功した実施に貢献することが期待されています。今回の補欠選挙は、その土台を整える過程の一場面といえます。
香港特別行政区の選挙制度は、国際社会からも注目を集めています。制度運営の実際を読み解くうえで、今回のような補欠選挙の結果やプロセスを追うことは、香港社会の動きを理解する手がかりとなります。
Reference(s):
cgtn.com







