卓球WTTマカオで王楚欽が逆転勝利、日本の張本智和は敗退
世界卓球の国際大会「WTTチャンピオンズ・マカオ」の男子シングルス2回戦で、中国の王楚欽(ワン・チューチン)がデンマークのジョナサン・グロートに逆転勝利し、準々決勝進出を決めました。同じく中国の薛飛(シュエ・フェイ)は、第3シードの張本智和(日本)を下す番狂わせを演じています。
王楚欽が1ゲーム先取されるも冷静に巻き返し
中国の世界ランキング2位、25歳の王楚欽は、マカオ特別行政区で行われた男子シングルス2回戦で、経験豊富な32歳のジョナサン・グロートと対戦しました。
立ち上がりは王が本来のリズムをつかめず、相手のペースに試合を支配される展開となります。第1ゲームは7-11でグロートが先取し、王にとっては厳しいスタートとなりました。
それでも王は第2ゲームから持ち味を発揮し始めます。サービスとレシーブの質を立て直し、ラリーでも主導権を握ると、11-7で取り返します。続く第3ゲームも11-6、第4ゲームは11-2と一方的な展開に持ち込み、最終的に3-1で逆転勝利を収めました。
スコアの推移(王楚欽 vs ジョナサン・グロート)
- 第1ゲーム:7-11(グロート)
- 第2ゲーム:11-7(王)
- 第3ゲーム:11-6(王)
- 第4ゲーム:11-2(王)
第1ゲームで崩れかけた流れを修正し、残りの3ゲームを連取した形で、王の対応力とメンタルの強さが光る内容となりました。
次戦はチャイニーズタイペイの林昀儒と対戦へ
王楚欽は、次のラウンドで第8シードの林昀儒(チャイニーズタイペイ)と対戦する予定です。林昀儒はこれまでも世界のトップ選手と互角に渡り合ってきた左利きの攻撃型選手で、王にとっても気の抜けない相手となります。
記事執筆時点で両者の対戦はこれから行われる見通しで、技術レベルの高いラリーが続く好カードとして注目されます。
薛飛が第3シード張本智和をストレートで撃破
同じ男子シングルス2回戦では、王楚欽の同胞である薛飛が、第3シードの張本智和(日本)をストレートで破り、準々決勝に駒を進めました。
スコアは11-8、11-8、11-9。いずれのゲームも競った展開でしたが、終盤の勝負どころで薛が一歩上回る内容となりました。シード順位から見ると、薛による「番狂わせ」と言える結果です。
薛飛は準々決勝で、韓国(大韓民国)の張禹珍(チャン・ウジン)と対戦することになっています。
男子卓球の勢力図に見える変化
今回の「WTTチャンピオンズ・マカオ」男子シングルスでは、中国勢が逆転勝利や番狂わせを通じて存在感を示す一方、日本や欧州、韓国、チャイニーズタイペイの選手たちも上位を争っています。
王楚欽のように、第1ゲームでつまずきながらも修正して試合をひっくり返す力は、トップ選手に求められる「勝ち切る力」を象徴していると言えます。また、薛飛が第3シードの張本智和を破ったことは、ランキングだけでは測れない実力差や、その日のコンディション、戦術のかみ合わせが勝敗を左右することを改めて示しました。
準々決勝以降では、こうした「一瞬の流れ」をどの選手がつかみ取るのかが、さらに重要になっていきます。読者のみなさんも、スコアだけでなく、各ゲームの入り方や終盤の表情、タイムアウト後の変化などに注目して試合を見ると、国際卓球の奥深さがより立体的に感じられるはずです。
Reference(s):
Wang Chuqin rallies to defeat Jonathan Groth at WTT Champions Macao
cgtn.com








