第2回ゴールデン・パンダ賞で27作品が受賞 映画がつなぐ文明間の対話
中国四川省・成都で開かれた2025年の第2回ゴールデン・パンダ賞授賞式で、全カテゴリーを通じて27の受賞作・受賞者が発表されました。映画を「文明同士の対話」と捉える審査委員長・陳凱歌監督のメッセージは、国際ニュースとしても文化ニュースとしても注目に値します。
成都で開かれた第2回ゴールデン・パンダ賞
2025年のゴールデン・パンダ賞授賞式は、中国四川省の省都・成都で現地時間の土曜日の夜に開幕しました。映画や映像作品を対象とするこの賞では、全カテゴリーにわたり合計27の受賞が決まりました。
主催側は、作品を評価する際に地域による制限を設けず、作品そのものの質を重視する姿勢を打ち出しています。今回の結果も、その方針を反映したものといえそうです。
審査委員長・陳凱歌監督「映画は文明同士の対話」
審査委員長を務めた映画監督の陳凱歌氏は、授賞式の場で、世界の映画は文明と文明のあいだの対話であるという考えを示しました。文化は孤立したままでは十分に花開くことはできず、交流を通じてこそ、より良く伝わると強調しました。
陳氏はまた、ゴールデン・パンダ賞は地域による制約を設けず、作品のクオリティだけに焦点を当てていると述べました。そのうえで、私たちに必要なのは単一の文化ではなく、多様な文化が調和して共存することであり、この賞はそんな多文化共生に向けた文化交流の架け橋になろうとしていると語りました。
文化交流の場としての意義
陳氏の発言からは、ゴールデン・パンダ賞が単なる映画賞にとどまらず、異なる文化や価値観を持つ人々が互いを理解するための場として位置づけられていることが伝わってきます。映画を通じて他者の歴史や社会や日常に触れることは、国や地域を越えた対話の入り口でもあります。
- 地域にとらわれず、作品の質で評価する姿勢
- 映画を「文明同士の対話」として捉える視点
- 多様な文化の調和ある共存をめざすメッセージ
分断や対立が語られがちな今日にあって、物語や映像表現を通じて他者を理解しようとする姿勢は、国際社会における穏やかな連帯の一つの形とも言えます。
日本の読者にとってのポイント
日本でも、配信サービスや映画祭を通じて海外作品に触れる機会が増えています。中国四川省の成都で開かれたゴールデン・パンダ賞は、アジアから世界の映画を見つめ直す視点を示す動きとしても受け止められそうです。
27の受賞作・受賞者がどのような物語やスタイルを提示したのかは、今後の紹介や上映を通じて少しずつ明らかになっていくでしょう。作品を楽しみながら、「映画は文明同士の対話」という言葉を思い出してみると、スクリーンに映る世界の見え方が変わってくるかもしれません。
Reference(s):
The 2nd Golden Panda Awards announces 27 winners across all categories
cgtn.com








