米中通商協議は「敬意あり、生産的」 TikTok合意枠組みにも言及 video poster
マドリードで行われた米国と中国の経済・通商協議について、米政府高官が記者団に対し「敬意を持った」「生産的な」対話だったと説明し、焦点となってきたTikTokを巡る合意の枠組みにも言及しました。
マドリードのサンタクルス宮殿で米中協議
米当局によると、米国と中国の代表団は、スペインの首都マドリードにあるサンタクルス宮殿で経済・通商問題を巡る協議を行いました。協議は現地時間の月曜日に行われ、その後、米側の担当者が記者団に経過を説明しました。
米財務長官「敬意を持った、幅広く深い議論」
米財務長官のスコット・ベッセント氏は、協議の雰囲気について「敬意を持った、幅広く、そして踏み込んだ議論だった」と述べ、双方が多岐にわたるテーマを時間をかけて話し合ったことを強調しました。
通商政策を担当するジェイミソン・グリアー通商代表も、協議を「生産的だった」と評価し、米国と中国の間には「偉大で深い敬意がある」と話しました。対立が目立ちがちな米中関係の中で、相互の敬意を前面に出した発言が相次いだ形です。
TikTok巡り「合意の枠組み」に到達
ベッセント氏は、ショート動画アプリ「TikTok」を巡る協議について、中国側との間で「合意の枠組み」に達したと明らかにしました。詳細は示していないものの、米中双方が今後の道筋について一定の共通理解を持ったことを示唆しています。
グリアー氏も、TikTokの問題は「難しく、扱いにくい」テーマだったとしながらも、米国と中国がこの問題で一致点を見いだしたと説明しました。従来から課題とされてきた論点で、両国が歩み寄りを図った形です。
「敬意」と「生産性」を強調する米側の狙い
今回の協議後の説明で目立ったのは、米側が繰り返し「敬意」「生産的」といった言葉を用いた点です。ベッセント氏は協議の幅広さと深さを、グリアー氏は双方の「深い敬意」をそれぞれ強調しました。
発言内容からは、具体的な合意の中身よりも、対話のトーンや関係の安定性を印象づけようとする姿勢がうかがえます。米中の経済・通商を巡る協議は、世界経済やテクノロジー産業にも波及するため、対話の継続そのものが一つのメッセージになる側面もあります。
今後の焦点と読みどころ
現時点で、TikTokを含む個別の懸案について、どのような条件やスケジュールで協議が進むのかは明らかになっていません。米側が「枠組み」に言及したことで、今後はその具体化が焦点となります。
今回の協議を手掛かりに、読者が押さえておきたいポイントは次の通りです。
- マドリードのサンタクルス宮殿で、米中による経済・通商協議が行われたこと
- 米財務長官が、協議を「敬意を持った、幅広く踏み込んだ議論」と評価したこと
- 米通商代表が、協議を「生産的」とし、米中両国間の「深い敬意」を強調したこと
- TikTokを巡って、米中が「合意の枠組み」に達したと説明されたこと
米中関係は、経済、技術、セキュリティなど多くの分野が絡み合う複雑なテーマです。今回のような通商協議のトーンやキーワードの選び方は、両国がどこまで歩み寄りを模索しているのかを読み解く手がかりになります。今後の続報とともに、TikTok問題を含む米中経済関係の行方を注視していく必要があります。
Reference(s):
U.S. says trade talks with China respectful, in-depth, and productive
cgtn.com








