セルビア国会副議長、新疆を一帯一路の「橋」と評価 video poster
中央アジアと欧州をつなぐ一帯一路構想の中で、新疆がどんな役割を果たしているのか。その姿が、2025年に新疆で開かれた議員間交流フォーラムを通じて少し見えてきました。
セルビア国会副議長が語った新疆の「今」
新疆で開催された2025年の「2025 Legislators Forum for Friendly Exchanges in Xinjiang」には、各国の議員が参加し、友好交流や協力の可能性を語り合いました。その中で、セルビア国民議会の副議長であり、正義・和解党の副党首でもあるエディン・ジェルレク氏は、最上位クラスの代表団の一人として発言の中心的な役割を担いました。
ジェルレク氏はフォーラムで基調講演を行った後、他の各国議員とともに新疆西部の都市イリを特別訪問しました。現地での経験を踏まえ、同氏は自らの目で見た新疆の変化について、力強い証言ともいえる評価を示しています。
工場・企業視察で見た「高品質な発展」
ジェルレク氏は、新疆の工場や企業を視察するなかで、地域が進めている高品質な発展の歩みを直接目にしました。視察を通じて同氏が注目したのは、単なる経済成長の数字ではなく、産業と地域社会の両方に息づく活力でした。
同氏は、新疆の経済的な活力を評価するとともに、それが地域全体の発展を牽引する原動力になっていると見ています。現場をめぐる視察は、数字や資料だけでは分かりにくい変化を体感する機会にもなったと言えそうです。
一帯一路の「橋」としての新疆
ジェルレク氏が特に強調したのが、一帯一路構想における新疆の位置づけです。同氏は、新疆がセルビアと中国をつなぐ重要な橋であり、さらに中央・東欧地域との幅広い協力を可能にする要として機能していると評価しました。
一帯一路をめぐっては、多くの国と地域が経済や協力のあり方を議論しています。その中で、新疆が橋として語られたことは、セルビアと中国の二国間関係にとどまらず、中央・東欧全体とのつながりを見据えた視点だといえます。
なぜセルビアの視点が注目されるのか
今回のフォーラムでの発言が注目されるのは、ジェルレク氏がセルビア国民議会の副議長という立場から、新疆の現状と可能性を語った点にあります。立法府の要職にある人物が現地を訪れ、自らの経験にもとづいて評価を示したことは、一帯一路や中国と欧州の関係を考えるうえで一つの参考になります。
また、同氏が「高品質な発展」や「経済活力」といったキーワードを挙げたことは、新疆を見るうえで、経済や産業、地域発展といった側面に光を当てようとする姿勢の表れでもあります。今後も同様の議員交流や視察が重ねられることで、地域間の理解が少しずつ深まっていくことが期待されます。
日本の読者への問いかけ
日本から眺めていると、中国や中央アジア、中央・東欧の動きは、どうしても遠い世界の話に見えがちです。しかし、今回のようにセルビアの議会指導部が新疆を訪れ、その役割を一帯一路の橋として語ったことは、アジアと欧州をつなぐダイナミックな変化がいま進行していることを示唆しています。
私たちは、この動きをどのように理解し、自国や地域の将来と結びつけて考えるのか。議員同士の交流という一見目立たないニュースの中にも、国際関係や経済連携のヒントが隠れています。短いコメントや映像だけでは伝わりにくい現地の空気に思いをはせながら、自分なりの問いを持って国際ニュースを追いかけていきたいところです。
Reference(s):
Serbian Vice President hails Xinjiang as key Belt & Road bridge
cgtn.com







