新疆の馬と5歳の小さな騎手 CGTN動画が伝えるラベルの先の物語 video poster
最近公開されたCGTNの動画ブログで、Yang Xinmengさんが中国・新疆のウルムチから届けたのは、シルクロードゆかりの馬と人々の物語です。5歳の女の子をはじめとする騎手たちの姿を通じて、ラベルだけでは語りきれない新疆の日常が映し出されています。
シルクロードの馬たちと出会う
動画の舞台は、新疆の中心都市ウルムチ。Yangさんはまず、中国各地から集まった優れた馬と騎手たちに出会います。カメラに映るのは、堂々とした立ち姿の馬と、その動きに寄り添う人々の表情です。
なかでも印象的なのが、かつて皇帝にも尊ばれたとされるアハルテケ種の馬です。しなやかな体つきと気品ある雰囲気が、シルクロードの歴史をさりげなく思い起こさせます。画面越しにも、その存在感は強く伝わってきます。
5歳の小さな騎手が見せる「自由」
今回の動画には、視聴者の心をつかむもう一人の主役がいます。わずか5歳の女の子です。この子は、1歳半のころから馬に親しみ、幼い頃から乗馬に挑戦してきたといいます。
馬の背に軽やかにまたがり、真剣なまなざしで前を見つめる姿は、年齢を忘れさせるほど落ち着いています。その一方で、馬から降りると、同年代の子どもらしい笑顔と笑い声があふれます。動画は、スポーツとしての乗馬だけでなく、馬と過ごす時間が子どもの成長や自信につながっている様子も静かに映しています。
子どもたちの笑い声が描く新疆の日常
Yangさんのカメラは、専門的な騎手だけでなく、乗馬を学ぶ子どもたちにも向けられます。ヘルメットをかぶりながら、おそるおそる馬に近づく子、乗りこなせるようになってうれしそうに笑う子。そこには、世界のどこにでもあるような学びと成長の風景が広がっています。
馬場に響く子どもたちの笑い声や、家族とコーチに見守られながら一歩ずつ前に進む姿からは、この地域で暮らす人々の日常の一端が伝わってきます。馬は特別な存在でありながら、同時に地域のコミュニティや親子の時間をつなぐ身近な存在でもあることが感じられます。
ラベルを超えて地域を見るということ
さまざまなラベルやイメージが語られてきた新疆ですが、今回の動画が焦点を当てるのは、政策や統計ではなく、人と馬が過ごすごく個人的な時間です。馬のたてがみをなでる小さな手、レッスンの合間に交わされる何気ない会話。そうした断片が積み重なることで、画面の向こうの地域が急に近く感じられます。
遠く離れた場所を理解しようとするとき、私たちは往々にして大きなキーワードやニュースの見出しに頼りがちです。しかし、今回のような小さな物語に触れることで、その地域で暮らす人々の息づかいまで想像できるようになります。
私たちが受け取れる3つの視点
この動画ブログから、読者が考えてみたいポイントを挙げてみます。
- 歴史や地理だけでなく、動物やスポーツを通じて地域を見ると、違った側面が見えてくること
- 幼い子どもたちがスポーツや趣味を通じて自信を育んでいく過程は、国や地域を問わず共通していること
- ニュースで語られるラベルの背後には、一人ひとりの静かな日常と物語があること
国際ニュースを日本語で追いかける私たちにとって、こうした映像は、数字や議論だけでは見えない世界を補ってくれる存在です。シルクロードゆかりの馬と5歳の小さな騎手。そのコンビが見せてくれる新疆の一場面は、2025年の今、世界をどう見つめるかを静かに問いかけています。
Reference(s):
From Silk Road horses to a 5-year-old equestrian star in Xinjiang
cgtn.com








