中国とキューバの国防相が会談 社会主義国の連帯と軍事協力を強化へ
中国とキューバの国防相が北京で会談
中国の国防相・董軍(ドン・ジュン)氏は北京で火曜日、キューバの革命軍大臣アルバロ・ロペス・ミエラ氏と会談しました。両国は、社会主義国としての連帯と協力をあらためて確認し、今後の軍事協力の方向性について意見を交わしました。
社会主義国の連帯の「模範」と位置づけ
会談で董国防相は、中国とキューバの関係は社会主義国同士の連帯と協力の模範であり、開発途上国の間における誠実な相互支援のモデルでもあると強調しました。
董氏は、両国の政党と国家の指導者が達成した重要なコンセンサスを共に実行に移していく考えを示し、そのために次のような方針を挙げました。
- 人員交流を一層活発にすること
- 実務レベルでの協力を深めること
- 両軍の関係を新たな水準へ引き上げること
さらに董氏は、中国とキューバが「共同未来を分かち合う中国・キューバ共同体」を共に築いていきたいと述べ、長期的な関係強化への意欲を示しました。
キューバ側「中国の四大グローバル・イニシアチブを全面支持」
ロペス革命軍大臣は、第12回北京香山フォーラムに出席するために中国を訪れており、今回の会談の場で中国の立場への支持を明確にしました。
ロペス氏は、キューバは中国が掲げる四つの重大なグローバル・イニシアチブを高く評価し、全面的に支持していると表明しました。また、キューバはこれまでと同様に中国との特別な友好関係を強化し続け、両国および両軍の協力水準を絶えず高めていくと述べました。
今回の会談から見える三つのポイント
今回の中国・キューバ国防相会談からは、次の三つのポイントが浮かび上がります。
- 社会主義国同士の連帯の再確認
両国は、自らの関係を社会主義国の連帯の模範と位置づけ、政治体制や価値観の近さを土台とした協力を強調しました。 - 軍事協力を通じた関係の「質」の向上
人員交流や実務協力の深化、軍事関係の新たな水準への引き上げが掲げられたことで、防衛分野での協力が今後さらに体系的かつ長期的に進む可能性があります。 - グローバルな課題への協調姿勢
キューバが中国の四大グローバル・イニシアチブへの支持を表明したことで、両国が国際舞台でも歩調を合わせようとする姿勢があらためて示されました。
日本の読者にとっての意味
日本から見ると、中国とキューバの軍事・安全保障面での協力は、日常のニュースで大きく取り上げられるテーマとは言い切れません。しかし、今回の会談は次の点で注目する価値があります。
- 中国が開発途上国との連携を「模範」と位置づけ、軍事面を含む協力を重視していること
- キューバが中国の国際的な提案や構想に明確な支持を示していること
- 北京香山フォーラムの場を通じて、国防首脳同士の対話が継続していること
こうした動きは、アジア太平洋だけでなく、ラテンアメリカを含む広い地域での安全保障や外交のダイナミクスを理解する上で、今後も注視しておきたいポイントと言えます。中国とキューバの関係強化は、国際ニュースの中で社会主義国や開発途上国の動きを捉える一つの手がかりとなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








