新疆ウイグル自治区の平均寿命が77歳に 白書が示す公衆衛生の変化
リード:新疆の平均寿命が77歳に
中国北西部の新疆ウイグル自治区で、地域住民の平均寿命が1949年の30歳から2024年には77歳へと大きく伸びたことが、最近公表された白書で明らかになりました。公衆衛生の改善を示す象徴的な数字として注目されています。
平均寿命の伸びが示すもの
白書によると、新疆ウイグル自治区の平均寿命は、1949年には30歳でしたが、2024年には77歳となりました。およそ2.5倍に当たる伸びで、長期にわたる医療・衛生環境の整備が反映された数字といえます。
平均寿命の伸びは、次のような要因が重なった結果と見られます。
- 基礎的な医療サービスへのアクセス拡大
- 感染症対策や母子保健の充実
- 生活環境や栄養状態の改善
新時代の新疆統治をめぐる白書
今回の数字は、CPCの新疆に関する方針とその成果をまとめた白書「CPC Guidelines for Governing Xinjiang in the New Era: Practice and Achievements」に盛り込まれています。白書は、中国国務院新聞弁公室が発表したもので、新疆における政策全般とその成果を整理した文書です。
なかでも公衆衛生の章では、「新疆は公衆衛生の推進に関する政策を継続的に改善し、人々の健康を守る取り組みを大幅に強化してきた」とし、平均寿命の伸びをその一例として位置づけています。
身近な医療へのアクセス拡大
白書はまた、新疆で構築が進められている医療提供体制についても言及しています。地域の患者は、症状や病気の重さに応じて、次のように医療サービスを受けられるとされています。
- 日常的な健康問題はコミュニティレベルの医療機関で対応
- よくある病気ややや重い病気は県や地区(州)レベルの病院で治療
- 重篤な病気は自治区内のより高度な医療機関で専門的な治療を受ける
こうした多層的な医療体制により、住民が遠方まで移動しなくても、身近な場所で適切な医療を受けられる環境づくりが進められていると整理されています。
国際ニュースとしての意味
平均寿命は、その地域の医療だけでなく、教育、生活水準、社会保障など、多くの要素を反映する指標です。新疆ウイグル自治区での平均寿命の伸びは、中国西部地域における公衆衛生や社会インフラの変化を読み解くうえで、重要な手がかりとなります。
今後も、新疆を含む各地域でどのような形で医療体制や保健政策が進化していくのか、国際ニュースとして継続的にフォローしていく必要がありそうです。
Reference(s):
Average life expectancy in Xinjiang rises to 77: white paper
cgtn.com







